はじめに

こんにちは。今日は、打撃や強い感情などによって目眩がする、意識を失うという意味の「stun」の意味と語源について見ていきましょう。この単語は、驚きや感動などで相手を圧倒するときに使われる単語ですが、その語源は雷鳴に関係しています。そして、この単語が実際に使われたドラマ「エミリー、パリに行く」やドキュメンタリー「逃亡者 カルロスゴーン 数奇な人生」のセリフも紹介します。

stunの意味

stun」とは、打撃や強い感情などによって目眩がする、意識を失うという意味です。また、驚きや感動などで相手を圧倒するという意味もあります。例えば、「彼女はその美しさで皆を驚かせた(She stunned everyone with her beauty.)」などのように、「stun」を使って人や物に対する強い印象を表現することができます。

実際に使用されている場面 その1

さて、英単語「stun」が使われている作品を紹介します。今回は、Netflixで配信中のドラマ「エミリー、パリに行く」から、エピソード10「見え透いたウソ」の一場面を取り上げます。このシーンでは、主人公のエミリーがパーティーに着飾って登場します。そのとき、彼女の友人であるカミーユが驚嘆して言います。

 

Hi. You look stunning!

日本語訳: やあ、いい服装だね!

 

カミーユはエミリーの美しさやオシャレさに感動して、「stunning」という形容詞でその印象を表現しています。このシーンで使用されている「stunning」は、「驚くほど美しい」「素晴らしい」「見事な」という意味です。

このドラマ「エミリー、パリに行く」はパリの華やかな舞台に描かれる、アメリカ人のエミリー・クーパーの魅力的な冒険を追います。彼女はパリのマーケティング会社で新たな一歩を踏み出し、古典的なパリの世界に自身の専門のスキルを活かすことを決意します。

しかし、エミリーのパリ生活は決して順風満帆ではありません。新しい環境への適応や、カルチャーショック、そして恋とキャリアへの苦悩など、彼女をときに笑い、ときに涙に包む試練が待ち受けています。視聴者は、彼女の覚悟と成長、そしてパリの美しい風景とファッションにうっとりすることでしょう。「エミリー、パリに行く」は、魅力的なキャラクターの魔法と、ロマンチックな舞台の魅力が織りなす、甘く切ないストーリーです。

実際に使用されている場面 その2

また、英単語「stun」が使われている別の作品を紹介します。Netflixで配信中のドキュメンタリー番組で「逃亡者 カルロスゴーン 数奇な人生」でニュースキャスターの安藤優子が言ったセリフ

 

Now, a meeting with Ghosn always meant numbers. He’d bring out a ton of figures and all this data. He’d speak so quickly, stunning everyone into acceptance. I suppose it’s a sort of performative magic.

日本語版セリフ: ゴーンさんの会見というのは凄い数字が出てくる。数字、数字、数字、データ、データが出てくる。凄い早口でああそうかってなる。あれはプレゼンテーションの魔法ですよね。

ででも出てきます。このセリフは、カルロス・ゴーンが日産自動車の社長だったときに、彼が行った会見の様子を説明しています。安藤優子はゴーンが数字やデータを駆使して話すことで、聞く人を圧倒していたと言っています。「stunning」という動詞でその効果を表現しています。

stunの語源

stun」の語源を辿ると、「tonare(雷鳴を起こす)」の組み合わせです。

同じ語源を共有する単語

stun」の語源である「tonare(雷鳴を起こす)」は、他の単語でも使用されています。

tonare」の語源を共有する単語には、「thunder(雷)」と「tornado(竜巻)」と「astonish(驚かせる)」があります。「thunder」は「tonare」そのもので、「雷鳴を起こす」という意味があります。「tornado」は「tonare」の組み合わせで、もとは「激しい風と雷を伴う嵐」という意味がありました。「astonish」は「ex-(外)」+ 「tonare(雷鳴を起こす)」の組み合わせで、「外へ雷鳴を起こす」という意味があります。これらの単語は、いずれも雷鳴に関連する音や現象や感情を表しています。

さいごに

みなさんは「stun」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、打撃や強い感情などによって目眩がする、意識を失うという意味もあります。また、「tonare(雷鳴を起こす)」という語源を共有する単語もたくさんあります。

私自身はNetflixのドラマやドキュメンタリーで「stun」が使われているのを見て、この単語のニュアンスや使い方に興味を持ちました。英語学習に役立つと思います。

それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜

参考文献

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