はじめに
こんにちは。今日は、「非常に優れた才能を持つ若者」を意味する英単語「prodigy(神童)」について見ていきましょう。この単語は、文学や芸術の世界でよく使われます。そしてこの単語が実際に使われた、魚豊の漫画『チ。ー地球の運動についてー』がアニメ化決定し、10月から放送開始されることを紹介するニュースも紹介します。
prodigyの意味
「prodigy」とは、「非常に優れた才能を持つ若者」を意味します。これは、その若者が特定の分野で非凡な才能を発揮し、その才能が一般的な年齢よりもはるかに早い段階で現れることを示します。例えば、「彼はピアノの神童として知られている(He is known as a prodigy on the piano.)」や、「彼女は数学の神童だ(She is a prodigy in mathematics.)」などのように、「prodigy」を使って特定の分野での非凡な才能を表現することができます。
なお、「prodigy」の単語は、音楽の世界でも使われています。例えば、イギリスのエレクトロ・ロックバンド「ザ・プロディジー(The Prodigy)」があります。このバンドの音楽は、エレクトロニック・ダンスミュージックの一種であり、そのパワフルなパフォーマンスと革新的なサウンドで知られています。興味がある方はぜひ聴いてみてください。
実際に使用されている場面
さて、英単語「prodigy」が使われている場面を紹介しましょう。Anime News Networkが2024年7月24日に報じたニュース「Orb: On the Movements of the Earth Anime’s Teaser Reveals Cast, October TV Premiere」の記事の中に出てきました。
In the fifteenth century, claiming that the Earth revolves around the sun was a heresy that could get believers burned at the stake. Child prodigy Rafal is introduced to the truth about the universe by his mentor, and then must flee when the Inquisition comes to mete out “God’s justice.” With only a peculiar pendant to guide him, will Rafal discover his master’s research, and can he and other believers set the world alight?
日本語訳: 15世紀には、地球が太陽の周りを回っていると主張することは異端で、信じる者は火刑にされることがありました。神童ラファウは、彼の師から宇宙の真実を教えられ、異端審問が「神の正義」を執行しに来たときに逃げなければなりませんでした。特異なペンダントだけが彼を導くもので、ラファウは彼の師の研究を発見し、彼と他の信者たちは世界を照らすことができるでしょうか?
です。この記事では以下のことが書かれています。
魚豊の漫画『チ。ー地球の運動についてー』のアニメ化に関する公式ウェブサイトが木曜日にティーザートレーラーを公開しました。このトレーラーでは、キャストと10月のテレビ放送開始が明らかにされています。アニメーション制作はMADHOUSEが担当します。漫画『チ。地球の運動について』は、北米では出版会社のセブンシーズ・エンターテインメントによってオムニバス形式で『Orb: On the Movements of the Earth』というタイトルで発売されています。そのストーリーは次のように説明されています:
「15世紀、地球が太陽の周りを回っている(地動説)と主張することは、異端とされ火刑に処される危険がありました。神童ラファウは師匠から宇宙の真実を教えられますが、異端審問所が『神の正義』を執行しに来たため逃亡することになります。奇妙なペンダントだけを頼りに、ラファウは師匠の研究を見つけ出すことができるのか、そして彼や他の信者たちは世界を変えることができるのでしょうか?」
魚豊は2020年9月に『ビッグコミックスピリッツ』でこの漫画を開始し、2022年4月25日に完結しました。小学館は2022年6月に第8巻で最終巻を出版しました。この漫画は4月に第26回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞し、魚豊は24歳という若さでこの賞の最年少受賞者となりました。
この記事では、「prodigy」は主人公ラファウが非凡な才能を持つ若者という文脈で使われています
prodigyの語源
「prodigy」の語源は、「pro(前に、進む)」+「*ag-(運転する、引き出す、動かす)」に由来しています。
同じ語源を共有する単語
「prodigy」の語源である「pro(前に、進む)」と「*ag-(運転する、引き出す、動かす)」は、他の単語でも使用されています。
「pro」を語源とする単語には、「progress(進行)」や「proactive(積極的な)」などがあります。これらの単語は、「前に進む」という意味を持つ「pro」を語源としています。「progress」は、「pro(前に、進む)」+「gradi(歩く)」の組み合わせで、「前に進む」という意味を持ちます。例文としては、「彼の研究は順調に進んでいる(His research is making progress.)」などがあります。「proactive」は、「pro(前に、進む)」+「act(行動する)」の組み合わせで、「前に進んで行動する」という意味を持ちます。例文としては、「彼は問題解決に積極的だ(He is proactive in solving problems.)」などが考えられます。
一方、「*ag-」を語源とする単語には、「agent(代理人)」、「actual(実際の)」、「agenda(議題)」があります。「agent」は、「*ag-(運転する、引き出す、動かす)」+「-ent(~するもの)」の組み合わせで、「動かすもの」という意味を持ちます。例文としては、「彼は私の代理人です(He is my agent.)」などがあります。「actual」は、「*ag-(運転する、引き出す、動かす)」+「-ual(~の性質を持つ)」の組み合わせで、「動かされたもの、実際のもの」という意味を持ちます。例文としては、「それは実際の価格ですか?(Is that the actual price?)」などがあります。「agenda」は、「*ag-(運転する、引き出す、動かす)」+「-enda(~するもの)」の組み合わせで、「動かすべきもの、議題」という意味を持ちます。例文としては、「会議の議題は何ですか?(What is the agenda for the meeting?)」などがあります。
さいごに
「prodigy」の意味や語源、そしてそれがどのように使われているかについて理解できましたか?この単語は、「非常に優れた才能を持つ若者」という意味を持ちます。また、「pro(前に、進む)」+「*ag-(運転する、引き出す、動かす)」という語源を共有する単語もたくさんあります。
この作品は地動説をテーマにした物語で、一見すると難解に思えるかもしれませんが、その内容は非常に面白いです。漫画自体のクオリティも高く、アニメ化に際してどのように表現が変わるのか、期待が高まります。原作に忠実に描かれれば、間違いなく面白い作品になるでしょう。また、漫画は全8巻しかなく、集めやすく読みやすいので、ぜひ読んでみてください。アニメ化によって、どのように漫画が映像化されるのか、その変化も楽しみにしています。
それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜
参考文献
- Etymonline – Online Etymology Dictionary
- Weblio英和和英辞典
- 『チ。ー地球の運動についてー』 魚豊 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館
- Orb: On the Movements of the Earth (Omnibus) | Seven Seas Entertainment