はじめに

こんにちは。今日は、自分の行動や思考に対して正しいかどうかを判断する能力や感覚という意味の「conscience(良心)」の意味と語源について見ていきましょう。この単語は、道徳や倫理などでよく使われる単語ですが、そして、この単語が実際に使われた映画「タクシードライバー」の冒頭のシーンも紹介します。

conscienceの意味

conscience」とは、「自分の行動や思考に対して正しいかどうかを判断する能力や感覚」という意味です。自分が責任を感じる行為が自分の理想に合致しているかどうかを知る意識や、公正や正義の感覚、道徳的な感覚とも言えます。例えば、「He suffered from a guilty conscience.(彼は良心の呵責に苦しんだ)」や、「She acted according to her conscience.(彼女は良心に従って行動した)」などのように、「conscience」を使って自分の内面の判断基準を表現することができます。

実際に使用されている場面

さて、英単語「conscience」が使われている映画のシーンを紹介しましょう。1976年に公開されたマーティン・スコセッシ監督とロバート・デ・ニーロ主演の映画「タクシードライバー」の冒頭でのロバート・デ・ニーロが演じる主人公のトラヴィス・ビックルとタクシー会社でのやり取りです。

 

Personnel Officer : How’s your driving record? Clean?
Travis Bickle : It’s clean, real clean. Like my conscience.

人事担当者:運転記録はどうですか? クリーンですか?
トラヴィス・ビックル : クリーンです、本当にクリーンです。 私の良心のように。

です。このシーンでは、トラヴィスがタクシーの運転手として働くために面接を受けています。彼は自分の運転記録が清潔であることをアピールするとともに、自分の良心も清潔であることを言っています。

映画「タクシードライバー」はマーティン・スコセッシ監督とロバート・デ・ニーロ主演で、1976年に公開されました。当時13歳のジョディ・フォスターがアイリス役でアカデミー助演女優賞にノミネートされました。第29回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞し、高く評価されました。「You talkin’ to me?(俺に話しかけているのか)」というセリフはこの映画で一番有名なシーンで、映画ファンなら知っている人が多いでしょう。このセリフは、トラヴィスが自分の部屋で自分の鏡に向かって言ったものです。このセリフは、トラヴィスの孤独や狂気、自己陶酔を象徴するものとして解釈されています。

conscienceの語源

conscience」の語源を辿ると、「com-(ともに)」+「scire(知る)」に由来しています。

同じ語源を共有する単語

conscience」の語源である「com-(ともに)」と「scire(知る)」は、他の単語でも使用されています。

com-」という語源を共有する単語には、「convince(納得させる)」や「concern(関係する)」があります。「convince」は「com-(ともに)」+「vincere(征服する)」の組み合わせであり、「ともに征服する」という意味があり、例えば「He convinced me that his plan was right.(彼は私に彼の計画が正しいと納得させた)」と使います。「concern」は「com-(ともに)」+「cernere(ふるいにかける)」の組み合わせであり、「ともにふるいにかける」という意味があり、例えば「This issue concerns us all.(この問題は私たち全員に関係する)」と使います。

一方、「scire(知る)」という語源を共有する単語には、「conscious(意識的な)」や「science(科学)」があります。「conscious」は「com-(ともに)」と「scire(知る)」の組み合わせであり、「ともに知る」という意味があり、例えば「He was conscious of his wrong actions.(彼は自分の行動が間違っていると意識していた)」と使います。また「science」は「scire(知る)」+「-ence(名詞化する接尾辞)」の組み合わせであり、「知ること」という意味があります。

さいごに

みなさんは「conscience」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、「自分の行動や思考に対して正しいかどうかを判断する能力や感覚」という意味もあります。また、「com-(ともに)」+「scire(知る)」という語源を共有する単語もたくさんあります。

映画「タクシードライバー」は、一般的なハリウッドの娯楽映画とは一線を画す作品です。主人公のトラヴィスは、孤独で社会に馴染めないタクシードライバーで、この映画にはアクションやユーモアはほとんどありません。むしろ、人間存在の根源的な問題について考えさせられる作品です。私もこの映画を見ましたが、見る人は選ぶなと思いました。

それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜

参考文献

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