はじめに
こんにちは。今日は、「同じ時間に起こる、同時の」という意味を持つ英単語「simultaneous」について見ていきましょう。この単語は、ニュースや日常会話でよく使われます。そして、この単語が実際に使われた、トランプ大統領は、3月4日からメキシコとカナダに対し25%の関税を課し、中国からの輸入品にも追加10%の関税を課すと発表したというニュースも紹介します。
simultaneousの意味
「simultaneous」とは、「同じ時間に起こる、同時の」を意味します。例えば、「The concert was broadcast simultaneously on radio and TV.(コンサートはラジオとテレビで同時に放送された)」や、「They performed simultaneous experiments in different locations.(彼らは異なる場所で同時に実験を行った)」のように使用されます。
実際に使用されている場面
さて、英単語「simultaneous」が使われているニュース記事を紹介しましょう。CNNが2025年2月28日に報じた「Trump threatens to double tariffs on China and says punishing Mexico and Canada tariffs will go into effect March 4」の記事の中に出てきました。
US President Donald Trump said Thursday tariffs of 25% on Mexican and Canadian goods are set to take effect on March 4, while also threatening to impose an additional 10% on Chinese imports on the same date. Mexico, China and Canada are America’s top three trading partners. Simultaneous tariffs on all three nations could lead to soaring prices for American consumers, especially at a time when inflation is already heating up.
日本語訳: ドナルド・トランプ米大統領は木曜日、メキシコとカナダ製品に対する25%の関税が3月4日に発効する予定であると述べ、同時に中国からの輸入品にも同日に追加で10%を課す可能性があると示唆した。メキシコ、中国、カナダはアメリカのトップ3貿易相手国です。 3カ国すべてに同時に関税を課せば、特にインフレがすでに加熱しつつある現在、米国の消費者にとって価格の高騰につながる可能性がある。
この記事では下記のことが書かれています。アメリカのトランプ大統領は、メキシコとカナダからの輸入品に対し3月4日から25%の関税を課すと発表しました。さらに、中国からの輸入品には、すでに導入されている10%の関税に加え、追加で10%の関税を同日から適用すると明らかにしました。これにより、米国の主要な貿易相手国である3か国すべてに対して高い関税が課されることになり、米国内での物価上昇が懸念されています。
トランプ大統領は、メキシコとカナダへの関税を、違法薬物や移民の流入防止策の一環であると主張しています。特に、メキシコからの違法薬物の流入を問題視し、「このままでは許容できない」との考えを示しました。この関税措置はすでに予定されていたものですが、中国に対する追加の10%関税の言及は今回が初めてとなります。
関税発表の影響を受け、米国株式市場は大きく変動しました。ダウ平均株価は194ポイント(0.45%)下落し、S&P500は1.59%減、ナスダック総合指数は2.78%の下落を記録しました。さらに、トランプ大統領が閣議で「4月2日からすべての関税を発動する」と発言したことで、関税の発動時期に混乱が生じる場面もありました。しかし、最終的に3月4日の発動が正式に確認されました。
こうした関税措置に対し、メキシコ・カナダ・中国の各国が対抗措置を講じる可能性が高まっています。中国政府は「一方的な関税措置はWTOのルールに違反し、国際貿易の安定を損なう」と強く反発し、すでにアメリカ産の石炭や天然ガスに15%、原油や自動車などに10%の報復関税を課しています。カナダも、アメリカからの輸入品に対する関税措置を検討しており、陶器、鉄鋼製品、家具、アルコール類(バーボンやジャックダニエル)、オレンジジュース、ペットフードなどが対象になる可能性があります。また、最終手段としてエネルギー製品への税制措置も検討されているとのことです。
さらに、トランプ大統領は4月2日に「相互関税」と称する新たな関税措置を発表する予定です。これは、アメリカの輸出品に対して他国が高い関税を課している場合、アメリカも同等の関税を課すという方針に基づくものです。これによって、メキシコ・カナダ・中国への関税がさらに引き上げられる可能性もあります。
この記事では、「simultaneous」はアメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプが同時に複数の国に対して関税を課すという文脈で使われています。
simultaneousの語源
「simultaneous」の語源は、ラテン語の「similis(似ている、類似の、同種の)」です。
同じ語源を共有する単語
「similis(似ている、類似の、同種の)」の語源を共有する単語には、「similar(似ている)」、「dissimilate(異なる)」、「simulation(模擬、シミュレーション)」などがあります。
「similar(似ている)」は、例文としては、「その2つの絵は非常によく似ている(The two paintings are strikingly similar.)」と表現できます。「dissimilate(異なる)」は、例文としては、「言語学者は異なる言語でどのように音が異なるかを研究する(Linguists study how sounds dissimilate in different languages.)」と使うことができます。「simulation(模擬、シミュレーション)」は、例文としては、「そのパイロットは複数の飛行シミュレーションを完了した(The pilot completed several flight simulations.)」という風に表現できます。
さいごに
みなさんは「simultaneous」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、「同じ時間に起こる、同時の」という意味を持ちます。また、「similis(似ている、類似の、同種の)」という語源を共有する単語もたくさんあります。
それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜
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