はじめに
こんにちは。今日は、ほんの一瞬だけ見えることや見ることという意味の「glimpse(ちらりと見る)」の意味と語源について見ていきましょう。この単語は、日常生活や文学などでよく使われる単語ですが、実際にこの単語が使われたイスラエル・パレスチナの衝突で犠牲になった人々の様子を伝えるBBCの記事も紹介します。
glimpseの意味
「glimpse」とは、ほんの一瞬だけ見えることや見ることという意味です。目に入ったものがすぐに消えたり、隠れたりする場合や、物事の一部分だけを知る場合に使われます。例えば、「彼女は彼をちらりと見た(She glimpsed him.)」や、「私は未来の一端を垣間見た(I glimpsed a part of the future.)」などのように、「glimpse」を使って一瞬的な視覚的な経験や知識を表現することができます。
実際に使用されている場面
さて、「glimpse」が使われているニュース記事を紹介しましょう。BBCが2023年10月11日に報じたニュース「Inside Kfar Aza where Hamas militants killed families in their homes」の記事の中に出てきました。
Kibbutz Kfar Aza is a microcosm of the first few days of this war, and also a glimpse of what might come next.
日本語訳: キブツ・クファル・アザは、この戦争の最初の数日間の縮図であり、次に何が起こるかを垣間見ることができます。
です。この記事は、2023年10月7日に起きたイスラエルとパレスチナの武装勢力が衝突した事件について、イスラエル人のコミュニティであるキブツ・カファル・アザで起きた惨劇を取材したものです。記事では、ハマスがガザから国境を突破して土曜日の早朝に住民を殺害した様子や、イスラエル軍が12時間かけて現場に到着したことなどが報告されています。また、記事は、「glimpse」という単語を使って、このコミュニティがこの戦争の最初の数日間の縮図であり、また今後起こりうることの一端を示していると述べています。
イスラエルとパレスチナの関係は、長年にわたって土地や宗教などをめぐって対立しています。1947年に国連がパレスチナをユダヤ人国家とアラブ人国家に分割する案を提案しましたが、アラブ側は拒否しました。翌年にイスラエルが建国されると、周辺のアラブ諸国と戦争になりました。その後も何度も戦争や紛争が起きており、現在も平和的な解決には至っていません。
イスラエルとパレスチナの問題は、ユダヤ人が自分たちの故郷と考えるパレスチナに国を作りたいという思想が19世紀末に広まったことが大きな要因です。しかし、その地域はアラブ人も自分たちの土地と主張していました。
当時のパレスチナはオスマン帝国の領土でした。16世紀からオスマン帝国がパレスチナを支配していました。第一次世界大戦中、イギリスはアラブ人にオスマン帝国からの独立を約束しましたが、同時にユダヤ人にもパレスチナでの国家建設を支持する宣言を出しました。このようにイギリスは両者に矛盾する約束をし、後に対立を激化させました。
第一次世界大戦後にパレスチナの委任統治を行っていたイギリスは、ユダヤ人とアラブ人の間で公平な政策を取ることができず、双方から非難されました。
glimpseの語源
「glimpse」の語源を辿ると、インド・ヨーロッパ祖語の「*ghel-(光る)」に由来しています。
同じ語源を共有する単語
「glimpse」の語源であるインド・ヨーロッパ祖語の「*ghel-(光る)」は、他の単語でも使用されています。
「*ghel-(光る)」の語源を共有する単語には、「glow(発光する)」と「gold(金)」と「glass(ガラス)」があります。
さいごに
みなさんは「glimpse」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、ほんの一瞬だけ見えることや見ることという意味もあります。また、インド・ヨーロッパ祖語の「*ghel-(光る)」という語源を共有する単語もたくさんあります。
私もイスラエル・パレスチナの戦闘で家族を殺された人々の様子を伝えるBBCの記事に心が痛みました。このような悲劇が二度と起きないことを願っています。しかし、この衝突が起きた問題と歴史背景を知ることもニュースを深く理解することにつながります。
今回私はこの記事を書くにあたりいくつかの資料を参考にしましたが、歴史や問題の背景を詳しく書くと文字数が多くなりすぎます。なので今回は非常に簡単に問題の背景を書きましたが、もし今回この記事を読んでイスラエルとパレスチナの関係について興味を持った人は、下記にあるの参考文献を読んでみてください。特に、世界史の窓というサイトの中東問題/パレスチナ問題のページは、歴史的な経緯や現在の状況をわかりやすく説明しています。
それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜
参考文献
- Etymonline – Online Etymology Dictionary
- Weblio英和和英辞典
- イスラエル | 世界史の窓
パレスチナ | 世界史の窓 - 中東問題/パレスチナ問題 | 世界史の窓
- バルフォア宣言 | 世界史の窓
- フセイン・マクマホン協定| 世界史の窓