はじめに

こんにちは。今日は、「幻想から自由になる、または自由にされる」という意味の「disillusion(幻滅する)」の意味と語源について見ていきましょう。この単語は、心理や文学などでよく使われる単語ですが、そしてこの単語が実際に使われた三浦しをんの小説「風が強く吹いている」の英語版が出版されるニュースも紹介します。

disillusionの意味

disillusion」とは、「幻想や錯覚を打ち破ること、または打ち破られること」という意味です。現実とのギャップに気づいて、失望や絶望を感じることを表します。例えば、「彼は彼女に幻滅した(He was disillusioned with her.)」や、「彼女は彼に幻滅させられた(She was disillusioned by him.)」などのように、「disillusion」を使って幻想や錯覚を破壊する主体や対象を表現することができます。

実際に使用されている場面

さて、英単語「disillusion」が使われている記事を紹介しましょう。Anime News Networkが2024年1月12日に報じたニュース「HarperCollins to Release Shion Miura’s Run With the Wind Novel in English」の記事の中に出てきました。

 

Though disillusioned with the sport itself, as his shoes pummel the asphalt, he thinks to himself that he could keep running forever…but to where, and for what?

日本語訳: スポーツ自体には幻滅したが、アスファルトを靴で叩きながら、彼は永遠に走り続けることができると心の中で思う…しかし、どこへ、そして何のために?

です。この記事によると三浦しをんの小説「風が強く吹いている」は、出版社のハーパーコリンズから英訳版が2024年10月15日に出版されることが決まったことを報じています。「風が強く吹いている」の英題は「Run with the Wind」となっています。なお、今回紹介した英文は「風が強く吹いている」のあらすじが書かれている箇所です。この文では、「disillusioned with the sport itself」という表現で、主人公が陸上競技に対する幻滅を抱いていることが示されています。

「風が強く吹いている」は、箱根駅伝を目指す無名大学の陸上部員たちの青春物語です。主人公の蔵原走(くらはし かける)は、高校時代に天才ランナーだったが、スポーツに対する情熱を失ってしまいました。ある日、とあるきっかけで、同じ寛政大学の学生であり、ランナーでもある清瀬灰二(きよせ はいじ)と出会います。清瀬は、倉原を自分の住む寮に誘い、寮の住人たちと一緒に箱根駅伝という大会に出場することを提案します。倉原は、最初は乗り気ではありませんでしたが、次第に走ることの楽しさや仲間との絆を感じるようになります。

この作品は、2009年に映画化され、2018年にテレビアニメ化されました。映画は2009年10月31日に公開され、アニメは2018年10月から放送されました。

disillusionの語源

disillusion」の語源を辿ると、「dis-(欠如、ない、反対、離れて)」+「ludere(遊ぶ)」に由来しています。

同じ語源を共有する単語

disillusion」の語源である「dis-(欠如、ない、反対、離れて)」と「ludere(遊ぶ)」は、他の単語でも使用されています。

「dis-」という語源を共有する単語には、「disappear(消える)」や「disagree(意見が合わない)」があります。「disappear」は「dis-(欠如、ない、反対、離れて)」+「appare(現れる)」の組み合わせであり、「現れない、見えない」という意味があります。「disagree」は「dis-(欠如、ない、反対、離れて)」+「agree(同意する)」の組み合わせであり、「同意しない、一致しない」という意味があります。

一方、「ludere(遊ぶ)」という語源を共有する単語には、「illusion(幻想)」や「prelude(前奏曲)」や「delusion(妄想)」があります。「illusion」は「現実と異なる錯覚や思い込み」という意味でも使われます。「prelude」は「pre-(前へ)」+「ludere(遊ぶ)」の組み合わせであり、「前に遊ぶ、準備する」という意味があります。現代では、「prelude」という言葉は、「本題に先立つ導入部や序曲」という意味でも使われます。「delusion」は「de-(離れて)」+「ludere(遊ぶ)」の組み合わせであり、「離れて遊ぶ、惑わす」という意味があります。現代では、「delusion」という言葉は、「現実と乖離した思い込みや錯覚」という意味でも使われます。

さいごに

みなさんは「disillusion」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、「幻想や錯覚を打ち破ること、または打ち破られること」という意味もあります。また、「dis-(欠如、ない、反対、離れて)」+「ludere(遊ぶ)」という語源を共有する単語もたくさんあります。

三浦しをんの『風が強く吹いている』は、大変魅力的な青春群青物語です。登場人物たちの走りや感情は、リアルで魅力的に描かれています。この小説は、走ることの楽しさや苦しさ、仲間との信頼や友情、自分の夢や目標を追いかけることなど、青春のさまざまな要素を描いています。駅伝好きや陸上が好きな人はもちろん、走ることに興味がない人でも、この小説に感動することでしょう。ぜひ読んでみてください。

それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜

参考文献

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