はじめに
こんにちは。今日は、未来のことを前に見るという意味の「foreseeable(予見可能な)」の意味と語源について見ていきましょう。この単語は、政治や経済などでよく聞く単語ですが、そしてこの単語が実際に使われた紅海の混乱が世界経済に影響を及ぼすと警告されたニュースも紹介します。
foreseeableの意味
「foreseeable」とは、「予見できる、見込みのある」という意味です。事前に予測や計画ができることや、起こりそうなことやなりそうなことを表します。例えば、「彼は予見可能な将来に備えて貯金した(He saved money for the foreseeable future.)」や、「予見可能な問題はないと思います(I don’t foresee any problems.)」などのように、「foreseeable」を使って未来に関する見通しを表現することができます。
実際に使用されている場面
さて、英単語「foreseeable」が使われているニュース記事を紹介しましょう。アメリカの報道局CNBCが2024年1月11日に報じたニュース「Shipping boss says ongoing Red Sea disruption could have ‘significant consequences’ for global growth」の記事の中に出てきました。
“It could potentially have quite significant consequences on global growth,” Clerc said. The company announced Friday its vessels would be diverted from the Red Sea — which provides access to Egypt’s Suez Canal, the quickest route between Europe and Asia — for the “foreseeable future.”
日本語訳: 「それは世界の成長に非常に重大な影響を与える可能性がある」とクラーク氏は述べた。同社は金曜日、自社の船舶を紅海(ヨーロッパとアジアを結ぶ最短ルートであるエジプトのスエズ運河へのアクセスを提供する)から「予見できる将来」があるため迂回させると発表した。
です。この記事によると、紅海の貿易の混乱は世界経済に大きな打撃を与えると世界最大級の規模を誇る海運会社マースク社のCEOが警告しています。紅海はスエズ運河への入り口であり、ヨーロッパとアジアの間の最短ルートですが、イエメンのフーシ派の武装勢力による商船への攻撃のために通行が不可能になっています。マースク社は船をアフリカの南海岸を「予見できる将来」があるため迂回させると発表しましたが、これは航海に2週間から4週間の時間を追加することになります。また、この記事ではでは、「foreseeable future」という表現を使って、赤海の通行がいつ回復するかは不明確であることを示しています。
この記事に上げていますが、イエメンのフーシ派の武装勢力は2023年11月以降、イスラエルと関連があると判断した船舶に対して攻撃を繰り返しています。この攻撃は世界の物流を混乱させています。
foreseeableの語源
「foreseeable」の語源を辿ると、「fore-(前に)」+「seon(見る、先を見る)」+「-able(可能な)」に由来しています。
同じ語源を共有する単語
「foreseeable」の語源である「fore-(前に)」と「seon(見る、先を見る)」と「-able(可能な)」は、他の単語でも使用されています。
「fore-」という語源を共有する単語には、「forehand(フォアハンド)」や「forecast(予報)」や「foreword(序文)」があります。「forehand」は「fore-(前に)」+「hand(手)」の組み合わせであり、「前に手を出す」という意味があります。テニスなどのスポーツで、体の前側から打つ打法を表します。「forecast」は「fore-(前に)」+「cast(投げる、予測する)」の組み合わせであり、「前に投げるまたは予測する」という意味があります。天気や経済などの未来の状況を推測することを表します。「foreword」は「fore-(前に)」+「word(言葉)」の組み合わせであり、「前に言葉を述べる」という意味があります。本や論文などの冒頭に書かれる序文や前書きを表します。
一方、「seon(見る、先を見る)」という語源を共有する単語には、「see(見る)」や「sight(視力、視野)」があります。「see」は「目で物事を認識する」という意味があります。例えば、「I can see you.(あなたが見えます)」や、「I see what you mean.(あなたの言うことが分かります)」などのように、「see」を使って視覚や理解を表現することができます。「sight」は「seon(見る、先を見る)」の名詞化した形であり、「目で見ることができる能力や範囲」という意味があります。例えば、「He lost his sight in an accident.(彼は事故で視力を失った)」などのように、「sight」を使って視力や視野を表現することができます。
また、「-able(可能な)」という語源を共有する単語には、「comfortable(快適な)」や「reliable(信頼できる)」や「available(利用できる)」があります。「comfortable」は「comfort(快適さ)」+「-able(可能な)」の組み合わせであり、「快適さを感じることができる」という意味があります。「reliable」は「rely(頼る)」+「-able(可能な)」の組み合わせであり、「頼ることができる」という意味があります。「available」は「avail(利用する)」+「-able(可能な)」の組み合わせであり、「利用することができる」という意味があります。
さいごに
みなさんは「foreseeable」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、「予見できる、見込みのある」という意味もあります。また、「fore-(前に)」+「seon(見る、先を見る)」+「-able(可能な)」という語源を共有する単語なのです。
私自身は紅海の通行が不安定になり、世界経済に影響を及ぼす可能性があるというニュースに興味深く読みました。紅海はヨーロッパとアジアの間の重要な貿易ルートですが、その安全性や安定性が保証されていないというのは深刻な問題です。
それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜
参考文献
- Etymonline – Online Etymology Dictionary
- Weblio英和和英辞典
- 海運業界の世界ランキング2022:日欧中でしのぎ、コンテナ不足で運賃急騰のゆくえ 連載:あの業界のグローバルランキング|ビジネス+IT
- イエメン・フーシ派による紅海での船舶攻撃で、世界の物流が混乱|2023年 | 木内登英のGlobal Economy & Policy Insight | 野村総合研究所(NRI)