はじめに
こんにちは。今日は、何かをする気持ちやアイデアを与えるという意味の「inspire(刺激する)」について見ていきましょう。この単語は、芸術やスポーツなどでよく聞く単語ですが、その意味や語源を知っていますか?
inspireの意味
「inspire」とは、人や物が他の人に何かをする気持ちやアイデアを与えることです。例えば、「彼は私に勉強する気を起こさせた(He inspired me to study.)」や、「この絵は彼女に新しい作品のアイデアを与えた(This painting inspired her to create a new piece of art.)」などのように、「inspire」を使って人や物が他の人に影響を与えることを表現することができます。
実際に使用されている場面
東京オリンピック男子マラソン金メダリストのエリウド・キプチョゲがオリンピック公式サイトのインタビュー中で言ったセリフ
私は走ることで世界に刺激を与えたいし、次世代に走ると健康になれるし、体力もつくということを見せたい。そして、実際に若者たちに刺激を与えて、この世界を走る世界にしたい。30億人以上の人たちにね。
です。
キプチョゲはケニアのナンディ県で生まれたランナーで、マラソンの世界記録を2回も塗り替えたすごい人なんですよ。彼は2016年リオデジャネイロオリンピックと2021年東京オリンピックでも金メダルを獲得しました。でも、彼の最大の偉業は、2019年10月にウィーンで行われた特別なレースで、なんと2時間を切るという驚きのタイムを出したことです。
キプチョゲはマラソンだけでなく、5000mでもオリンピックでメダルを獲得したことがあります。彼は2002年からトップレベルのランナーとして活躍しています。彼は2013年に初めてマラソンに挑戦し、その後もロンドンやベルリンなどの有名なマラソンで優勝を重ねました。彼は2018年と2022年のベルリンマラソンで競技中にマラソンの世界記録を更新しました。彼の現在の世界記録は2時間1分09秒です。
このセリフは、キプチョゲが自分の走りで世界中の人々にインスピレーションを与えたいという思いを語っています。彼は、走ることで健康や体力だけでなく、精神的な強さや幸せも得られると信じています。彼は自分の目標や夢に向かって走り続けることで、多くの人々に勇気や希望を与えています。
inspireの語源
「inspire」の語源を辿ると、「in-(内部に)」+「spirare(呼吸する)」の組み合わせです。
同じ語源を共有する単語
「inspire」の語源である「in-(内部に)」と「spirare(呼吸する)」は、他の単語でも使用されています。
「in-」という語源を共有する単語には、「in」、「inner」、「import」があります。「in」は「内部に」という意味で、場所や状態を表す前置詞として使われます。例えば、「in the house(家の中に)」や、「in love(恋に落ちて)」などです。「inner」は「内側の」という意味で、形容詞として使われます。例えば、日本語でもアウターの中に着る服をインナーと言いますよね?同じ単語です。「import」は「輸入する」という意味で、動詞として使われます。これは「in-(内部に)」+「per-(導く、通り過ぎる)」の組み合わせであり、外国から品物や人などを自国に入れることを表します。例えば、「import goods(品物を輸入する)」や、「import workers(労働者を輸入する)」などです。
一方、「spirare(呼吸する)」の語源を共有する単語には、「spirit」、「expire」があります。「spirit」は「精神」という意味で、名詞として使われます。これは「spirare(呼吸する)」から派生した言葉であり、もともとは「息」という意味がありました。息は生命の象徴とされていたので、後に「魂、気分、気力」という意味になりました。日本語でもカタカナでスピリッツと言います。「expire」は「期限が切れる」という意味で、動詞として使われます。これは「ex-(外へ)」+「spirare(呼吸する)」の組み合わせであり、もともとは「息を吐き出す」という意味がありました。息を吐き出すことは死ぬことを意味していたので、後に「終わる、失効する」という意味になりました。例えば、「expire date(有効期限)」や、「expire contract(契約が切れる)」などです。主にクレジットカードなどで使われる言葉です。
さいごに
みなさんは「inspire」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、人や物が他の人に何かをする気持ちやアイデアを与えるという意味もあります。また、「in-(内部に)」+「spirare(呼吸する)」という語源を共有する単語もたくさんあります。
私もキプチョゲは好きなランナーです。彼のランニングフォームは本当に無駄がなく、しかも威圧感を感じます。彼は哲学者のようなオーラを持っていて、走ることで世界にメッセージを伝えていますね。
それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜
参考文献
- Etymonline – Online Etymology Dictionary
- Weblio英和和英辞典
- Eliud Kipchoge Biography | Olympic Channel
- キプチョゲが非公式ながら人類初のフルマラソン“2時間切り”を達成 「ナイキ」の“超”厚底シューズが足元を支える
- Eliud KIPCHOGE | Profile – World Athletics