はじめに
こんにちは。今日は、何かを一時的に止めたり、無効にしたりするという意味の「suspend(一時停止する)」について見ていきましょう。この単語は、ビジネスや政治などでよく聞く単語ですが、その意味や語源を知っていますか?
suspendの意味
「suspend」とは、何かを一時的に止めたり、無効にしたりすることです。例えば、学校や職場で、規則や法律に違反した人を罰として一定期間の活動や権利から除外したり、停職や停学にしたりするときに使います。また、航空会社や鉄道会社などが、天候や事故などの理由で運行を中断したり、キャンセルしたりするときにも使います。例えば、「彼は不正行為のために学校から停学処分を受けた(He was suspended from school for cheating.)」や、「彼らは交渉を一時中断した(They suspended the negotiations.)」などのように、「suspend」を使って何かを一時的に止めたり、無効にしたりすることを表現することができます。
実際に使用されている場面
さて、英単語「suspend」が使われているニュース記事を紹介しましょう。ニュース速報アカウントのThe Spectator Indexが2023年8月7日にツイートしたニュースの見出し
BREAKING: Air France has suspended flights to Burkina Faso and Mali
速報: エアフランスがブルキナファソとマリへの便を一時停止
です。このツイートは、フランスの航空会社であるエアフランスが、ブルキナファソとマリへの便を一時的に運行を中止したという話を伝えています。エアフランスは、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)による介入の脅威を受けて、ニジェール共和国の軍事政権が空域を閉鎖した後、月曜日にこのことを明らかにしました。DAILY POSTによると、西アフリカに位置する15カ国からなる地域的な政治・経済連合であるECOWASは、ニジェールで民主主義を強制的に回復すると脅しています。
ロイター通信によると、エアフランスの広報担当者は、サブサハラのハブ空港からのフライト時間が長くなることが予想されると述べており、パリのシャルル・ド・ゴール空港とガーナのアクラ間のフライトはノンストップで運行される予定です。
ニジェールでは7月26日に大統領警護隊兵士らが反乱を起こし、クーデターが発生しました。これは、前大統領の治安維持対策や政情不安を不満として起きたものです。その後、政治情勢は不安定なままです。このような状況下で、エアフランスはブルキナファソとマリへの便を一時的に運行を中止することとなりました。
suspendの語源
「suspend」の語源を辿ると、「sub-(下から上に)」+「pend-(吊るす)」に由来しています。
同じ語源を共有する単語
「suspend」の語源である「sub-(下から上に)」と「pend-(吊るす)」は、他の単語でも使用されています。
「sub-」という語源を共有する単語もいくつかあります。例えば、「submarine(潜水艦)」は「sub-(下から上に)」+「marine(海の)」の組み合わせであり、海の下に潜る船という意味があります。また、「subscription(加入、購読)」は「sub-(下に)」+「scrib-(書く)」の組み合わせであり、何かに署名して加入したり、定期的に購入したりすることを意味します。この単語は、NetflixやHuluなどの月額定額サービスのことを「サブスク」と略して呼ぶこともあります。これは「subscription」からきています。
一方、「pend-」(吊るす)の語源を共有する単語には、「depend(依存する)」があります。これは「de-(下へ)」+「pend-(吊るす)」の組み合わせであり、「下へ吊るされている」という意味があります。現代では、「depend」という言葉は、「何かや誰かに支えられている」という意味でも使われます。また、「pendant(ペンダント、垂れ飾り)」もあります。これは「pend-(吊るす)」のみで作られた言葉であり、「首や耳などに吊るす飾り物」という意味があります。
さいごに
みなさんは「suspend」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、何かを一時的に止めたり、無効にしたりするという意味もあります。また、「sub-」(下から上に)+「pend-」(吊るす)という語源を共有する単語もたくさんあります。
このニュースは日本ではあまり注目されていませんが、アフリカやヨーロッパでは大きな話題になっています。特にフランスでは、ニジェールとの関係が深いからです。
ニジェールはかつてフランスの植民地だった国で、現在もフランス語が公用語です。また、ニジェールは世界最貧国の一つで、フランスからの経済援助や軍事協力を受けています。しかし、ニジェールでは政治的不安やテロの脅威が続いており、フランスとの関係にも影響が出ています。最近では、2023年7月30日にニジェールの首都ニアメでフランス大使館が放火される事件が起きました。
さらにフランスにはアフリカ出身の移民や子孫が多く住んでいます。2019年の統計によると、フランスに居住する移民の出身大陸別のうち、約50%がアフリカ出身です。
私は日本人として、アフリカのニュースはあまり注目しないことが多いです。しかし、世界では様々な国や地域が関係していることを知ることは大切だと思います。エアフランスがマリとブルキナファソへの便を一時停止したというニュースは、私たちにも何かしらの影響を与えるかもしれません。
それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜
参考文献
- Etymonline – Online Etymology Dictionary
- Weblio英和和英辞典
- Niger airspace closure: Air France suspends flights to Burkina Faso, Mali
- 朝日新聞デジタル | フランス大使館に放火 ニジェールのクーデター支持者が暴徒化
- ニジェールで大統領警護隊によるクーデター発生(ニジェール、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)、アフリカ) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース – ジェトロ
- (一財)自治体国際化協会 パリ事務所 | フランスの地方自治体における社会統合政策