はじめに
こんにちは。今日は、「無責任な」を意味する英単語「 irresponsible(無責任な) 」について見ていきましょう。この単語は、政治や報道の文脈でよく使われます。そしてこの単語が実際に使われた、ホワイトハウス職員が予測市場での賭けを禁じられたというニュースも紹介します。
irresponsibleの意味
「 irresponsible(無責任な) 」とは、「責任感がない、無責任な」という意味を持ちます。この言葉は、個人の行動や発言、報道などを批判する際によく登場します。例えば、「彼の発言は無責任だ(His statement is irresponsible.)」や、「その報告は無責任な憶測に基づいている(The report is based on irresponsible speculation.)」などの文脈で使用されます。
実際に使用されている場面
さて、英単語「 irresponsible(無責任な) 」が使われているニュース記事を紹介しましょう。BBCが2026年4月11日に報じた「White House staff told not to place bets on prediction markets」という記事の中に出てきました。
White House spokesman Davis Ingle told the BBC that “any implication that Administration officials are engaged in such activity without evidence is baseless and irresponsible reporting.”
日本語訳: ホワイトハウス報道官のデイビス・イングル氏はBBCに対し、「証拠もなく政権幹部がそのような行為に関与しているとほのめかすことは、根拠がなく無責任な報道だ」と述べました。
この記事では下記のことが書かれています。ホワイトハウスのスタッフは先月、予測市場での賭けにインサイダー情報を利用しないよう警告を受けました。このメールは3月24日、トランプ大統領がイランの発電所やエネルギーインフラへの攻撃脅威を5日間停止すると発表した翌日に送付されました。
メールは、政府関係者がKalshiやPolymarketのようなプラットフォームで非公開情報を利用して賭けを行っているとの懸念を報じた報道に言及したものです。報道官のイングル氏はさらに、すべての連邦職員はインサイダー情報を金銭的利益に使用することを禁じる政府倫理ガイドラインの対象であると述べました。
予測市場をめぐっては、1月にベネズエラのマドゥロ大統領拘束が公式発表される直前に、ある賭け師が約50万ドルを稼いだことで注目を集めました。この件はインサイダー情報を用いた疑いを招き、規制のあり方について議論を呼んでいます。44億ドル(約33億ポンド)を超える取引が行われている予測市場は、スポーツから金融政策、選挙結果まで幅広いテーマで利用されており、過去1年で急速に普及しました。
今週、民主党のリッチー・トーレス下院議員は商品先物取引委員会に書簡を送り、「不審な」取引の調査を求めました。また3月には、民主党指導部が戦争や軍事行動に関連した予測市場での賭けを全面禁止する法案を提出しています。
この記事では、「 irresponsible(無責任な) 」は、証拠のない憶測に基づいた報道を批判する文脈で使われています。
irresponsibleの語源
「 irresponsible(無責任な) 」の語源は、「 in-(反対・無) 」+「 re-(戻る) 」+「 spondere(誓う) 」に由来します。この組み合わせは、「誓いに応じて戻ること」つまり「責任を果たすこと」の否定、すなわち「無責任な」という意味を形作っています。
同じ語源を共有する単語
「 irresponsible(無責任な) 」と同じ語源を持つ単語を見てみましょう。
「 in-(反対・無) 」という部分を共有する単語には、「 incomplete(不完全な) 」や「 invisible(見えない) 」があります。「 incomplete(不完全な) 」は「 in-(無) 」+「 complete(完全な) 」から成り立ち、「完全でない」という意味を表します。「 invisible(見えない) 」は「 in-(無) 」+「 visible(見える) 」から成り立ち、「目に見えない」という意味になります。このように「in-」は後続する語の意味を打ち消す働きをしており、英語の語彙を広げる上で非常に重要な接頭辞です。
「 re-(戻る) 」という部分を共有する単語には、「 return(戻る) 」や「 respond(応答する) 」があります。「 return(戻る) 」は「 re-(戻る) 」+「 turn(向く) 」の組み合わせで、「元の場所に向かって戻る」という意味になります。例文としては、「彼は明日帰国する(He will return to his country tomorrow.)」があります。「 respond(応答する) 」は「 re-(戻る) 」+「 spondere(誓う) 」の組み合わせで、「誓いに応じて返す」つまり「応答する」という意味を持ちます。例文としては、「彼はすぐにメールに返信した(He responded to the email immediately.)」があります。
「 spondere(誓う) 」という部分を共有する単語には、「 respond(応答する) 」と「 responsible(責任がある) 」、そして「 despond(意気消沈する) 」があります。「 responsible(責任がある) 」は「 re-(戻る) 」+「 spondere(誓う) 」の組み合わせで、「誓いに応じて返答できる」、つまり「責任がある」という意味になります。例文としては、「彼はその決定に責任がある(He is responsible for the decision.)」があります。「 despond(意気消沈する) 」は「 de-(下に) 」+「 spondere(誓う) 」の組み合わせで、「誓いを下に放棄する」、すなわち「望みを失って落ち込む」という意味を表します。例文としては、「失敗続きで彼は意気消沈した(He desponded after a series of failures.)」があります。このように「spondere(誓う)」は、約束や応答、責任といった概念と深く結びついており、現代英語の多くの単語の根幹を形成しています。
さいごに
みなさんは「 irresponsible(無責任な) 」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、「無責任な」という意味を持ちます。また、「 in-(反対・無) 」+「 re-(戻る) 」+「 spondere(誓う) 」という語源を共有する単語もたくさんあります。
それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜
参考文献
Etymonline – Online Etymology Dictionary