はじめに
こんにちは。今回は、「すばやく身をかわす、避ける」を意味する英単語「dodge(かわす)」について見ていきましょう。この単語は、物理的な動きだけでなく、困難や義務を避ける際にも使われます。そしてこの単語が実際に使われた、カナダの輸出品が米国による新たな関税をdodge(かわす)というニュースも紹介します。
dodgeの意味
「dodge(かわす)」とは、「すばやく身をかわす、避ける」を指します。この言葉は、例えば「彼はボールをうまくかわした(He successfully dodged the ball.)」のように物理的な回避に使われますが、「彼女は質問をかわした(She dodged the question.)」のように、質問や義務、困難を避ける場合にも用いられます。
実際に使用されている場面
さて、英単語「dodge(かわす)」が使われているニュース記事を紹介しましょう。BBCが2025年8月1日に報じた「Carney ‘disappointed’ as Trump increases tariffs on Canada to 35%」という記事の中に出てきました。
However most goods from Canada will dodge the import tax imposed by the US thanks to an existing trade treaty, the United States-Mexico-Canada Agreement (USMCA).
日本語訳: しかし、カナダからのほとんどの製品は、既存の貿易協定である米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)のおかげで、米国が課す輸入税をかわすでしょう。
この記事では下記のことが書かれています。ドナルド・トランプ米国大統領は、カナダが薬物密輸を阻止するための協力を怠ったとして、一部のカナダ製品に対する関税を25%から35%に引き上げ、貿易戦争を激化させました。これに対し、カナダのマーク・カーニー首相は「失望している」と述べています。しかし、既存の米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)により、カナダからのほとんどの製品は、米国が課す新たな輸入税をdodge(かわす)ことができます。トランプ大統領は、世界貿易を再構築するという自身の取り組みを継続し、数十か国に対する大規模な関税も発表しました。
この記事では、「dodge(かわす)」は、カナダの製品が米国の輸入税を合法的に「避ける」ことを意味しています。
dodgeの語源
「dodge(かわす)」の語源は、おそらくスコットランドや北イングランドのdodd(揺さぶる)に由来するとされています。この「揺さぶる」という動きから、身をかわす、避けるという意味合いが派生したと考えられます。
同じ語源を共有する単語
「dodge(かわす)」と同じ語源であるスコットランドや北イングランドのdodd(揺さぶる)を共有する単語を見てみましょう。
「dodd(揺さぶる)」という語源を共有する単語には、「dodgeball(ドッジボール)」や「dodger(回避する人)」があります。「dodgeball(ドッジボール)」は、「dodge(かわす)」と「ball(ボール)」から成り立ちます。この組み合わせにより「ボールをかわすスポーツ」という意味が生まれます。例文としては、「私たちは体育の授業でドッジボールをした(We played dodgeball in physical education class.)」があります。一方、「dodger(回避する人)」は、「dodge(かわす)」に「-er(〜する人)」という接尾辞が付いて成り立っています。この組み合わせにより、「何かをかわす人、うまく逃れる人」という意味が形成されます。例えば、義務や責任を巧みに避ける人を指す際に使われます。例文としては、「彼は税金回避の常習犯だ(He is a notorious tax dodger.)」があります。
さいごに
みなさんは「dodge(かわす)」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、物理的な動きだけでなく、困難や義務を避ける際にも使える便利な言葉です。また、その語源である dodd(揺さぶる) を共有する単語もいくつかありましたね。
それでは、今日はこの辺で失礼します。