はじめに

こんにちは。今日は、「詳しく説明する」を意味する英単語「 elaborate(詳しく説明する) 」について見ていきましょう。この単語は、説明や議論の場面でよく使われます。そしてこの単語が実際に使われた、ビル・ゲイツがエプスタイン文書をめぐる論争の中、インドのAIサミットでの基調講演を辞退したというニュースも紹介します。

elaborateの意味

elaborate(詳しく説明する) 」とは、「ある事柄についてより詳しく述べる、説明を加える」という意味です。この言葉は、議論やインタビュー、公式声明などの場面でよく登場します。例えば、「彼はその計画についてさらに詳しく説明した(He elaborated on the plan.)」や、「記者会見で大臣はその発言について詳しく説明しなかった(The minister did not elaborate on his statement at the press conference.)」などの文脈で使用されます。

実際に使用されている場面

さて、英単語「 elaborate(詳しく説明する) 」が使われているニュース記事を紹介しましょう。BBCが2026年2月19日に報じた「Bill Gates pulls out of India’s AI summit over Epstein files controversy」という記事の中に出てきました。

 

The Gates Foundation said the decision was made after “careful consideration” and “to ensure the focus remains on the [summit’s] key priorities”, but did not elaborate.

日本語訳: ゲイツ財団は、この決定が「慎重な検討」を経て、また「サミットの主要な優先事項に焦点を当て続けるため」に行われたと述べたが、詳細については説明しなかった。

この記事では下記のことが書かれています。マイクロソフトの共同創業者であるビル・ゲイツは、インドのデリーで開催される「India AI Impact Summit」での基調講演を直前に辞退しました。ゲイツ財団は「慎重な検討」の末に決定したと述べるにとどまり、具体的な理由については elaborate(詳しく説明) しませんでした。

この撤退は、米国司法省が1月に公開した新たな文書にゲイツの名前が記載されたことで、故性犯罪者のジェフリー・エプスタインとの関係をめぐる論争が再燃したことを背景にしています。ゲイツのスポークスパーソンは、文書内の主張を「まったくばかげており、完全に虚偽だ」と否定しており、ゲイツ本人もエプスタインと時間を過ごしたことを後悔していると述べています。なお、エプスタインの被害者からゲイツ自身に対する不正行為の告発はなく、文書に名前が記載されていることは、いかなる犯罪行為も意味するものではありません。

ゲイツ財団は、代わりにアフリカ・インド事務所長のアンクール・ヴォラがサミットで登壇すると発表しました。また財団はインドにおける「健康と開発目標の推進」への取り組みに「完全にコミットしている」と強調しました。

ゲイツは当時インド国内に滞在しており、月曜日には南部のアンドラ・プラデーシュ州を訪問し、健康・農業・教育・技術の推進に関する取り組みについて協議したと報じられています。一度は予定通り登壇すると発表されていたものの、最終的には講演の直前に辞退が決定されました。

今回の辞退は、インドが世界的なAIハブとしての地位を確立しようと、国を挙げて誘致してきたサミットにとって大きな打撃となりました。

この記事では、「 elaborate(詳しく説明する) 」は、ゲイツ財団が決定の詳細な理由を公表しなかったという文脈で使用されています。

elaborateの語源

elaborate(詳しく説明する) 」の語源は、「 ex-(外へ) 」+「 laborare(働く) 」に由来します。この組み合わせは、「外へ向かって働く」、つまり「内側にあるものを丁寧に作り上げ、表へ出す」という意味を表しています。そこから転じて、「詳しく説明する」や「精巧に作り上げる」という意味が生まれました。

同じ語源を共有する単語

elaborate(詳しく説明する) 」と同じ語源を持つ単語を見てみましょう。

ex-(外へ) 」という部分を共有する単語には、「 export(輸出する) 」や「 exclude(除外する) 」があります。「 export(輸出する) 」は「 ex-(外へ) 」と「 portare(運ぶ) 」から成り立ちます。「外へ運ぶ」という組み合わせにより「輸出する」という意味が生まれます。例文としては、「日本は多くの自動車を輸出している(Japan exports many cars.)」があります。「 exclude(除外する) 」は「 ex-(外へ) 」と「 claudere(閉じる) 」から成り立ち、「外に閉め出す」という意味になります。例文としては、「彼はその議論から除外された(He was excluded from the discussion.)」があります。このように「ex-」は「外へ」という意味をもたらし、後に続く語の意味と結びついて新たな概念を形作っています。

laborare(働く) 」という部分を共有する単語には、「 labor(労働) 」や「 collaboration(協力) 」、そして「 laboratory(実験室) 」があります。「 labor(労働) 」はラテン語「laborare(働く)」をそのまま受け継いだ単語で、「働くこと」や「努力」を意味します。例文としては、「彼らはその建設プロジェクトに多大な労力を注いだ(They put a great deal of labor into the construction project.)」があります。「 collaboration(協力) 」は「 com-(共に) 」+「 laborare(働く) 」の組み合わせで、「共に働く」という意味になります。例文としては、「その映画は二人の監督のコラボレーションによって生まれた(The film was the result of a collaboration between two directors.)」があります。「 laboratory(実験室) 」は「 laborare(働く) 」+「 -ory(場所) 」の組み合わせで、「働く場所」、つまり「実験室」を意味します。例文としては、「科学者たちは実験室でその新しい薬を開発した(The scientists developed the new medicine in the laboratory.)」があります。

さいごに

みなさんは「 elaborate(詳しく説明する) 」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、「詳しく説明する」という意味を持ちます。また、「 ex-(外へ) 」+「 laborare(働く) 」という語源を共有する単語もたくさんあります。

それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜

参考文献

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA