はじめに
こんにちは。今日は、「何かを奪う、剥奪する」を意味する英単語「deprive(奪う)」について見ていきましょう。この単語は、日常会話やニュース、ドラマなどでよく使われます。そしてこの単語が実際に使われた、Amazon Prime Videoで配信中のドラマ「Lie to Me」のシーンも紹介します。
depriveの意味
「deprive(奪う)」とは、「誰かから何かを奪う、剥奪する」を指します。この言葉は、物理的なものだけでなく、権利や機会を奪うという文脈でも使用されます。例えば、「その決定は彼から自由を奪った(The decision deprived him of his freedom.)」や、「貧困が子どもたちから教育の機会を奪っている(Poverty deprives children of educational opportunities.)」などの文脈で使用されます。また、「sleep-deprived」という形容詞は「睡眠不足の」という意味で頻繁に使われます。
実際に使用されている場面
さて、英単語「deprive(奪う)」が使われているドラマのシーンを紹介しましょう。Amazon Prime Videoで配信中のドラマ「Lie to Me」第7話「The Best Policy」の劇中で出てきました。
Well, she might’ve seemed sleep-deprived.
日本語訳: まあ、彼女は睡眠不足のように見えたかもしれません。
このシーンでは、「sleep-deprived」という形で使われており、「睡眠を奪われた状態」、つまり「睡眠不足」を表現しています。このように「deprive」は過去分詞形「deprived」として形容詞的に使われることが多く、「〜を奪われた」という意味になります。ドラマの文脈では、登場人物の様子を観察して、その人が十分な睡眠を取れていない状態だったことを示唆しています。
「Lie to Me」は、表情やしぐさから嘘を見抜く天才心理学者カル・ライトマン博士(ティム・ロス)が主人公のドラマです。ライトマン博士は、顔や身体、声や話し方を分析して真実を見抜く専門家で、この特殊な能力を使ってライトマン・グループという組織を立ち上げます。心理学者のジリアン・フォスター博士をはじめ、リア・トーレスやイーライ・ローカーといった優秀なメンバーとチームを組み、FBIや国防総省から依頼された難事件を次々と解決していきます。しかし、周りの人々が平気で嘘をつく世界では、この能力は彼にとって役立つ一方で苦しみの種でもありました。全13話で描かれるこのアメリカドラマは、人間の心理と嘘に隠された真実に迫る物語です。
depriveの語源
「deprive(奪う)」の語源は、「de-(完全に)」+「privare(何かを奪う、盗む、何かから剥奪する、何かから解放する)」に由来します。「de-」はラテン語の接頭辞で「完全に、徹底的に」という意味を持ち、「privare」はラテン語で「奪う、剥奪する」という意味を持ちます。この組み合わせは、「完全に奪う」という強い意味を表しています。つまり「deprive」は「de-(完全に)」と「privare(奪う)」という2つの要素が組み合わさって、「誰かから何かを完全に奪い取る」という意味を形成しているのです。
同じ語源を共有する単語
「deprive(奪う)」と同じ語源を持つ単語を見てみましょう。
「de-(完全に)」という部分を共有する単語には、「decide(決定する)」や「decline(断る、衰退する)」があります。「decide(決定する)」は、「de-(完全に)」と「caedere(切る)」から成り立ちます。この組み合わせにより「完全に切り離す」、つまり「決定する」という意味が生まれます。例文としては、「彼は新しい仕事を受け入れることに決めた(He decided to accept the new job.)」があります。一方、「decline(断る、衰退する)」は、「de-(完全に)」と「clinare(傾く)」から成り立っています。この組み合わせにより、「下に傾く」、すなわち「断る」や「衰退する」という意味が形成されます。例文としては、「彼は招待を丁重に断った(He politely declined the invitation.)」があります。
「privare(何かを奪う、盗む、何かから剥奪する、何かから解放する)」という部分を共有する単語には、「private(私的な)」や「privation(欠乏)」、そして「privilege(特権)」があります。「private(私的な)」は「privare(奪う)」から派生した単語で、「公共から切り離された」という意味から「私的な、個人的な」を意味します。例文としては、「これは私的な問題だ(This is a private matter.)」があります。「privation(欠乏)」は「privare(奪う)」+「-tion(名詞化)」の組み合わせで、「奪われた状態」、つまり「欠乏、窮乏」を意味します。例文としては、「戦時中、人々は多くの困難に耐えた(During the war, people endured many privations.)」があります。「privilege(特権)」は「privus(個人の)」+「lex(法)」の組み合わせで、もともと「個人に適用される法」という意味から「特権、特典」を意味するようになりました。例文としては、「教育を受けることは特権であり権利である(Education is both a privilege and a right.)」があります。
さいごに
みなさんは「deprive(奪う)」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、「誰かから何かを奪う、剥奪する」という意味があります。また、「de-(完全に)」+「privare(奪う)」という語源を共有する単語もたくさんあります。特に「sleep-deprived(睡眠不足の)」という表現は日常会話でもよく使われるので、ぜひ覚えておいてください。
それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜
参考文献
- Etymonline – Online Etymology Dictionary
- Weblio英和和英辞典
- ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間 シーズン 1 | ドラマ | BS11(イレブン)|全番組が無料放送