はじめに

こんにちは。今日は、「修正・改正」を意味する英単語「amendment(修正)」について見ていきましょう。この単語は、法律や政治の文脈で特によく使われます。そしてこの単語が実際に使われた、香港当局が国家安全法の附則を改正し、警察がパスワードの開示を要求できるようになったというニュースも紹介します。

amendmentの意味

amendment(修正)」とは、「法律や文書、規則などを修正・改正すること、またはその内容」を指します。この言葉は、法律・政治・議会の議論でとりわけ頻繁に登場します。例えば、「憲法の修正条項が可決された(The constitutional amendment was passed.)」や、「その法案はいくつかの修正を加えた上で承認された(The bill was approved with several amendments.)」などの文脈で使用されます。

実際に使用されている場面

さて、英単語「amendment(修正)」が使われているニュース記事を紹介しましょう。BBCが2026年3月23日に報じた「HK police can now demand phone passwords under new national security rules」という記事の中に出てきました。

 

It comes as part of new amendments to a bylaw under the NSL that the government gazetted on Monday.

日本語訳: これは、政府が月曜日に官報に掲載した、国家安全法の附則への新たな改正の一環です。

この記事では下記のことが書かれています。香港当局は国家安全法(NSL)の附則を改正し、国家安全法違反の疑いのある人物に対して、警察がスマートフォンやコンピューターのパスワードの開示を求められるようになりました。拒否した場合は最大1年の禁錮刑と最大10万香港ドル(約1万2,700米ドル)の罰金が科され、「虚偽または誤解を招く情報」を提供した場合には最大3年の禁錮刑が適用されます。

今回の改正ではさらに、税関職員が「扇動的な意図を持つ」と判断した物品を押収する権限も与えられました。香港当局は、今回の改正により「国家安全を脅かす活動を効果的に防止・抑制・処罰でき、同時に個人や団体の合法的な権利と利益も十分に保護される」と説明しています。

この附則の変更は、香港の行政長官ジョン・リー氏が立法会を通さずに発表した点でも注目を集めました。世界の多くの地域では、刑事捜査の一環として電子機器へのアクセスを要求する権限が法執行機関に与えられていますが、香港の国家安全法は、分離独立、政権転覆、テロリズム、外国勢力との結託など、広範かつ曖昧に定義された犯罪を対象としています。

この記事では、「amendment(修正)」は、国家安全法の附則に加えられた具体的な法改正の内容を指す語として使用されています。

amendmentの語源

amendment(修正)」の語源は、「ex-/e-(外に)」+「menda(過ち・身体的な欠点・誤り)」に由来します。この組み合わせは、「誤りを外に取り出す」、つまり「欠点や過ちを取り除いて正す」という意味を表しています。ラテン語の「emendare(正す・修正する)」を経由して古フランス語の「amender」となり、現代英語の「amend」そして「amendment」へと変化しました。

同じ語源を共有する単語

amendment(修正)」と同じ語源を持つ単語を見てみましょう。

ex-/e-(外に)」という部分を共有する単語には、「exclude(排除する)」や「export(輸出する)」があります。「exclude(排除する)」は、「ex-(外に)」と「claudere(閉じる)」から成り立ちます。「外に閉め出す」という組み合わせにより、「排除する」という意味が生まれます。例文としては、「彼はグループから除外された(He was excluded from the group.)」があります。「export(輸出する)」は、「ex-(外に)」と「portare(運ぶ)」から成り立ちます。「外に運び出す」という組み合わせから「輸出する」という意味が形成されます。例文としては、「その国は多くの自動車を輸出している(The country exports many cars.)」があります。このように「ex-/e-」は「外へ向かう動き」という方向性をもたらし、後続の語と結びついて新たな概念を作り出しています。

menda(過ち・欠点)」という部分を共有する単語には、「mend(修理する)」があります。「mend(修理する)」は、「menda(過ち・欠点)」を語根に持ち、「欠点や破損を正す」という意味を表します。例文としては、「彼は壊れた椅子を修理した(He mended the broken chair.)」があります。また、「emend(校訂する・訂正する)」も同じ語根を持ち、「e-(外に)」+「menda(過ち)」の組み合わせで、主にテキストや文書の誤りを取り除くという文脈で使われます。例文としては、「編集者はその原稿を校訂した(The editor emended the manuscript.)」があります。語源を知ることで、「mend」「amend」「emend」がすべて「誤りや欠点を正す」という共通の概念でつながっていることがよくわかります。

さいごに

みなさんは「amendment(修正)」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、「法律や規則の修正・改正」という意味を持ちます。また、「ex-/e-(外に)」+「menda(過ち・欠点)」という語源を共有する単語もたくさんあります。

それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜

参考文献

Etymonline – Online Etymology Dictionary

Weblio英和和英辞典

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