はじめに
こんにちは。今日は「記念する」を意味する英単語「commemorate(記念する)」について見ていきましょう。この単語は歴史的な出来事を振り返る場面でよく使われます。トランプ大統領が建国250周年を記念する巨大アーチ建設を計画しているニュースも紹介します。
commemorateの意味
「commemorate(記念する)」とは、「ある出来事や人物を公式に思い起こし、称える」ことを意味します。この言葉は歴史的な記念日や重要なイベントに関する文脈でよく登場します。例えば、「この記念碑は戦争で亡くなった兵士たちを追悼している(This monument commemorates the soldiers who died in the war.)」や、「私たちは毎年この日を記念してイベントを開催している(We hold an event every year to commemorate this day.)」などの文脈で使用されます。
実際に使用されている場面
さて、英単語「commemorate(記念する)」が使われているニュース記事を紹介しましょう。CNNが2026年2月11日に報じた「Trump forges ahead with plans for 250-foot arch despite concerns on the ground and in the air」という記事の中に出てきました。
Trump wants an American version of Paris’ L’Arc de Triomphe, but bigger — the Independence Arch would be 250 feet tall to commemorate the nation’s 250th anniversary.
日本語訳:トランプ大統領はパリの凱旋門のアメリカ版を望んでいますが、それよりも大きく、インディペンデンス・アーチは建国250周年を記念するため、高さ250フィートになる予定です。
この記事には次のような内容が書かれています。トランプ大統領は、建国250周年を記念する巨大なアーチの建設を計画しており、これを世界最大のモニュメントアーチにしたいと考えています。高さ250フィート(約76メートル)の「インディペンデンス・アーチ」は、パリの凱旋門(高さ164フィート)をはるかに超える規模で、16〜20階建てのビルに相当します。
アーチの構造は高さ165フィート、幅165フィートで、25フィートの台座の上に60フィートの金色のブロンズ製自由の女神像が設置される予定です。ワシントン記念塔(555フィート)の約半分の大きさで、リンカーン記念館(99フィート)の2倍以上の規模となります。さらに、メキシコシティの「革命記念碑」を約30フィート上回る世界最大のモニュメントアーチとなる見込みです。
一方、このプロジェクトには多くの反発もあります。リンカーン記念館の対岸に位置するこのアーチが歴史的に重要な景観を遮るとして文化財保護団体が強く反対しており、近くのロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港への航空安全上のリスクも指摘されています。また、アーチはホワイトハウスの敷地外に建設されるため、歴史的保存に関する審査を免れることができず、法的なハードルに直面する可能性が高いとされています。
この記事では、「commemorate(記念する)」は建国250周年という歴史的な節目を記念するという文脈で使われています。
commemorateの語源
「commemorate(記念する)」の語源は、「com-(強調)」と「memorare(思い出させる)」に由来します。この組み合わせは「強く思い出させる」という意味を表しており、そこから「記念する」「追悼する」という意味が生まれました。つまり、commemorateは「com-」+「memorare」という二つの要素で構成されています。例文としては、「この式典は独立記念日を記念して開催された(This ceremony was held to commemorate Independence Day.)」があります。
同じ語源を共有する単語
「commemorate(記念する)」と同じ語源を持つ単語を見てみましょう。
「com-(強調)」という部分を共有する単語には、「compile(編集する・まとめる)」や「complete(完成させる)」があります。「compile(編集する)」は「com-(共に)」と「pilare「圧縮する、押し込む」」から成り立ちます。この組み合わせにより「共に積み重ねる」、つまり「資料や情報をまとめる」という意味が生まれます。例文としては、「彼女はデータをレポートにまとめた(She compiled the data into a report.)」があります。一方、「complete(完成させる)」は「com-(強調)」と「plere(満たす)」から成り立ちます。この組み合わせにより「すっかり満たす」、すなわち「完成させる」という意味が形成されます。例文としては、「彼はプロジェクトを期限内に完成させた(He completed the project on time.)」があります。このように「com-」は「共に」あるいは意味を強める「強調」の役割をはたし、後に続く語の意味と結びついて新たな概念を形作っています。
「memorare(思い出させる)」という部分を共有する単語には、「memorize(暗記する)」や「remember(思い出す)」、そして「memorial(記念碑)」があります。「memorize(暗記する)」は「memor(記憶する)」と「-ize(〜にする)」の組み合わせで、「記憶に刻み込む」という意味になります。例文としては、「彼女はすべての単語を暗記した(She memorized all the words.)」があります。「remember(思い出す)」は「re-(再び)」と「memorare(思い出させる)」の組み合わせで、「再び記憶を呼び起こす」、つまり「思い出す」という意味を持ちます。例文としては、「あなたは私たちが初めて会った日を覚えていますか?(Do you remember the day we first met?)」があります。「memorial(記念碑)」は「memor(記憶する)」と「-ial(〜に関する)」の組み合わせで、「記憶にとどめるべきもの」、つまり「記念碑」や「追悼の」という意味を持ちます。例文としては、「その記念碑は戦没者を称えている(The memorial honors those who died in the war.)」があります。なお、「memorious(記憶力のある)」も同じ語根を持つ単語で、優れた記憶力を持つ人物を描写する際に使われます。このように「memorare」という語根は、「記憶」や「思い出す」という概念を核に、さまざまな単語へと広がっています。
さいごに
みなさんは「commemorate(記念する)」の意味や語源について理解できましたか?この単語は「歴史的な出来事や人物を公式に記念する」という意味を持ちます。また、「com-(強調)」と「memorare(思い出させる)」という語源を共有する単語もたくさんあります。語源を意識することで、英単語の意味がぐっとつかみやすくなりますね。
それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜
参考文献
Etymonline – Online Etymology Dictionary