はじめに

こんにちは。今日は、「遺産、相続財産、伝統」を意味する英単語「heritage(遺産)」について見ていきましょう。この単語は、文化遺産や世界遺産といった文脈でよく使われます。そしてこの単語が実際に使われた、ペルーの世界遺産マチュピチュで観光バスをめぐる紛争が発生したというニュースも紹介します。

heritageの意味

heritage(遺産)」とは、「先祖から受け継いだもの、遺産、伝統、文化財」を指します。この言葉は文化的、歴史的な文脈で頻繁に登場します。例えば、「その建物は私たちの文化遺産の一部だ(That building is part of our cultural heritage.)」や、「彼は豊かな音楽的遺産を受け継いでいる(He has inherited a rich musical heritage.)」などの文脈で使用されます。

実際に使用されている場面

さて、英単語「heritage(遺産)」が使われているニュース記事を紹介しましょう。BBCが2025年11月24日に報じた「Machu Picchu hit by a row over tourist buses」という記事の中に出てきました。

 

Machu Picchu, the remains of a 15th Century Inca city, is Peru’s most popular tourist destination, and a Unesco world heritage site.

日本語訳: 15世紀のインカ都市の遺跡であるマチュピチュは、ペルーで最も人気のある観光地であり、ユネスコの世界遺産です。

この記事では下記のことが書かれています。ペルーの世界遺産マチュピチュでは、観光客を遺跡へ運ぶバスの運行を巡って対立が続いており、その影響で観光客が立ち往生する事態も起きています。地元アグアスカリエンテスからマチュピチュへ向かうバスを30年以上運行してきたコンセトゥール社は、1日約4,500人を運ぶ重要な存在ですが、その運行ライセンスが他の企業に移ることになり、地域の間で不満や抗議が発生しました。徒歩では急勾配の山道を2時間ほど登らなければならないため、観光客にとってバスはほぼ唯一の選択肢であり、この問題の影響は非常に大きいものとなっています。

対立の背景には、コンセトゥール社が長年バス事業を独占してきたように見える点や、新たに参入するサンアントニオ・デ・トロントイ社への移行過程に透明性が欠けたとする住民の不満があります。抗議者が線路を封鎖したことで観光客が特別列車で避難する事態になったこともあり、問題は深刻化しています。一方でコンセトゥール側は、複数の地元企業や自治体が出資しており、独占ではないと反論しています。

観光客からは、マチュピチュへのアクセスにかかる高額な費用への不満も上がっています。アグアスカリエンテスまでの鉄道は最安で往復140ドル、高級クラスでは2,000ドルに達し、さらに遺跡入場料やバス代が追加で必要なため、費用の高さに驚く旅行者も少なくありません。また、入場券の大半の収益が地元に還元されず、地域の公共サービスが不足しているという声も住民から上がっています。

地元観光業界の代表者は、ペルー全体で観光政策を統一し、より持続的で競争力のある観光地づくりを目指すべきだと訴えています。しかし国の政治が安定しないことが改革を難しくしており、状況改善には時間がかかりそうです。そんな中、コンセトゥール社は新会社との共存には前向きだとしており、今後の運行体制がどう決着するかが注目されています。

この記事では、「heritage(遺産)」は、マチュピチュがユネスコの世界遺産として認定されていることを説明する際に使用されています。

heritageの語源

heritage(遺産)」の語源は、ラテン語の「hereditatem(相続、遺産、相続人の状態)」に由来します。この語源は、「相続される財産や地位」という概念を表しています。例文としては、「その家族は何世紀にもわたる豊かな遺産を持っている(The family has a rich heritage spanning centuries.)」があります。また、「heritage」は「heres(相続人)」+「-age(状態、行為)」という組み合わせで構成されており、「相続人の状態」から「受け継がれるもの」という意味が生まれました。

同じ語源を共有する単語

heritage(遺産)」と同じ語源を持つ単語を見てみましょう。

ラテン語の「hereditatem(相続、遺産、相続人の状態)」という語源を共有する単語には、「heredity(遺伝)」や「inherit(相続する、受け継ぐ)」があります。「heredity(遺伝)」は「heres(相続人)」+「-ity(性質、状態)」から成り立ちます。この組み合わせにより「親から子へ受け継がれる性質」、つまり「遺伝」という意味が生まれます。例文としては、「その病気は遺伝による可能性がある(The disease may be due to heredity.)」があります。一方、「inherit(相続する、受け継ぐ)」は、「in-(中に)」と「hereditare(相続人にする)」から成り立っています。「hereditare」はラテン語で「相続する」という意味を持ちます。この組み合わせにより、「財産や特性を受け継ぐ」という意味が形成されます。例文としては、「彼は父親から農場を相続した(He inherited the farm from his father.)」があります。このように「heredit-」という語根は「相続、受け継ぐ」という意味をもたらし、さまざまな派生語を生み出しています。それぞれの単語が持つ背景を知ると、より深く英語の語彙に親しむことができそうですね。

さいごに

みなさんは「heritage(遺産)」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、「先祖から受け継いだもの、遺産、伝統、文化財」という意味があります。また、ラテン語の「hereditatem(相続、遺産、相続人の状態)」という語源を共有する単語もたくさんあります。

それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜

参考文献

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