はじめに

こんにちは。今日は「工業的に加工された食品」を意味する英単語「ultraprocessed(超加工食品)」について見ていきましょう。この単語が実際に使われた、米国の幼児向け食品の多くが超加工食品だったというニュースも紹介します。

ultraprocessedの意味

ultraprocessed(超加工食品)」とは、「原材料を大きく加工し、添加物や精製成分を多く含む食品」を指します。栄養や健康に関する議論でよく登場する単語です。例えば、「多くのスナック菓子は超加工食品だ(Many snack foods are ultraprocessed.)」や、「彼女は超加工食品を避けようとしている(She tries to avoid ultraprocessed foods.)」などの文脈で使用されます。

実際に使用されている場面

さて、英単語「ultraprocessed(超加工食品)」が使われているニュース記事を紹介しましょう。CNNが2026年7月28日に報じた「4 out of 5 toddler foods are ultraprocessed. Nearly half fail to meet nutrition standards」という記事の中に出てきました。

 

Four out of five foods sold for toddlers in the United States are ultraprocessed, according to research that analyzed more than 2,700 products on grocery store shelves.

日本語訳: 米国で幼児向けに販売されている食品の5つに4つは超加工食品であることが、2,700点以上の商品を分析した調査で明らかになりました。

この記事では下記のことが書かれています。米国の幼児向け食品を分析した研究によると、販売されている商品の80%以上が超加工食品であり、そのうち約半数がWHOが定める栄養基準を少なくとも1つ満たしていなかったことが分かりました。研究を主導したチルドレンズ・ホスピタル・ロサンゼルスのエリン・ハドソン博士は、親が売り場を歩くだけではこうした事実を見分けることができないと指摘しています。

WHOの基準では、6か月から36か月の子ども向けに販売される商品には、砂糖や人工甘味料、濃縮果汁を加えるべきではなく、飽和脂肪やナトリウムも制限すべきとされています。ハドソン博士は、糖分の基準を満たさない商品は超加工食品である可能性が4倍高いと述べ、さらに約4分の1の食品がナトリウム量の推奨値を超え、一部の商品は脂肪分やカロリーも高かったと説明しています。こうした傾向は、オーガニック食品であっても例外ではなかったといいます。

この記事では、「ultraprocessed(超加工食品)」は、市販の幼児向け食品が工業的な加工を大きく受けていることを表す言葉として使われています。

ultraprocessedの語源

ultraprocessed(超加工食品)」の語源は、「ultra-(超えて、極端に)」+「pro-(前へ)」+「cedere(進む、行く)」+「-ed(〜された)」に由来します。「process」はラテン語の「processus」から来ており、「前へ進む」という意味の「pro-」と「cedere」が組み合わさったものです。そこに「限度を超えて」という意味の「ultra-」が加わることで、「加工の度合いを大きく超えて処理された」、つまり「極端に加工された」という意味が形成されています。

同じ語源を共有する単語

ultraprocessed(超加工食品)」と同じ語源を持つ単語を見てみましょう。

ultra-(超えて)」という部分を共有する単語には、「ultraviolet(紫外線の)」や「ultrasound(超音波)」があります。「ultraviolet(紫外線の)」は、「ultra-(超えて)」と「violet(紫色)」から成り立ちます。この組み合わせにより「紫色を超えた光」、つまり「紫外線」という意味が生まれます。例文としては、「紫外線は肌に有害だ(Ultraviolet light is harmful to the skin.)」があります。一方、「ultrasound(超音波)」は、「ultra-(超えて)」と「sound(音)」から成り立っています。この組み合わせにより、「人間の聴覚を超えた音」、すなわち「超音波」という意味が形成されます。例文としては、「医師は超音波で赤ちゃんを確認した(The doctor checked the baby with an ultrasound.)」があります。このように「ultra-」は「超えて、極端に」という意味をもたらし、後に続く語の意味と結びついて新たな概念を形作っています。

cedere(進む、行く)」という部分を共有する単語には、「proceed(進む)」や「exceed(超える)」、そして「succeed(成功する)」があります。「proceed(進む)」は「pro-(前へ)」+「cedere(進む)」の組み合わせで、「前へ進んでいく」という意味になります。例文としては、「会議はそのまま進行した(The meeting proceeded as planned.)」があります。「exceed(超える)」は「ex-(外へ)」+「cedere(進む)」の組み合わせで、「外へ進み出る」、つまり「限度を超える」を意味します。例文としては、「その結果は私たちの期待を超えた(The results exceeded our expectations.)」があります。「succeed(成功する)」は「sub-(下から)」+「cedere(進む)」の組み合わせで、「下からうまく進んでいく」、すなわち「うまくいく、成功する」という意味を持ちます。例文としては、「彼女は新しい仕事で成功した(She succeeded in her new job.)」があります。それぞれの単語が持つ背景を知ると、より深く英語の語彙に親しむことができそうですね。

さいごに

みなさんは「ultraprocessed(超加工食品)」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、「工業的に大きく加工された食品」という意味を持ちます。また、「ultra-(超えて)」や「cedere(進む)」という語源を共有する単語もたくさんあります。

それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜

参考文献

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