はじめに
こんにちは。今回は、「treasury(財務省)」という英単語について見ていきましょう。この単語は、財政に関連する場面でよく使用されます。そして、実際に使われたニュースとして、トランプ大統領が1セント硬貨の生産停止を命令した話を紹介します。
treasuryの意味
「treasury」とは、「財務省」や「国庫、財宝」を意味します。この単語は、政府の財政活動や財産を管理する部門を指す際に使われます。例えば、「The U.S. Treasury is responsible for managing federal finances.(米国財務省は連邦財政を管理する責任がある)」や、「The ancient treasury contained valuable artifacts.(古代の財宝庫には貴重な遺物が収められていた)」などのように使われます。
実際に使用されている場面
さて、英単語「treasury」が使われているニュース記事を紹介しましょう。CNNが2025年2月10日に報じた「Trump instructs Treasury to halt penny production」の記事の中に出てきました。
President Donald Trump announced Sunday that he has instructed Treasury Secretary Scott Bessent to halt the production of pennies, citing the high cost of producing one cent.
日本語訳: ドナルド・トランプ大統領は日曜日、1セント硬貨の製造コストが高いことを理由に、スコット・ベセント財務長官に1セント硬貨の製造を中止するよう指示したと発表した。
この記事では下記のことが書かれています。アメリカのトランプ大統領は、1セント硬貨の製造を中止するよう財務長官のスコット・ベッセント氏に指示したと発表しました。1セント硬貨の製造コストが1枚あたり約3.7セントに達し、額面を大きく上回っていることが理由の一つです。これにより、政府の無駄遣いを削減し、財政の効率化を図る狙いがあります。
1セント硬貨廃止の議論は以前からありましたが、近年さらに注目が集まっています。特にイーロン・マスク氏の「政府効率化省」がSNS上でペニーの製造コストの問題を指摘したことをきっかけに、再び関心が高まりました。また、2023年にはアメリカ造幣局が約41億枚の1セント硬貨を流通させたものの、金属価格の上昇によりコストがさらに増大していることが報告されています。
こうした動きの中で、ニューヨーク・タイムズ・マガジンは以前から1セント硬貨廃止の必要性を訴えており、その実現が長年遅れていることを「政府の根深い問題の象徴」と指摘しています。さらに、2013年にはブルッキングス研究所が1セント硬貨だけでなく5セント硬貨の廃止も提案し、硬貨の最低単位を10セントにするべきだと主張しました。
treasuryの語源
「treasury」の語源は、古フランス語の「tresor(宝庫、財宝、宝物)」に由来します。この単語は、「tresor」と「-y」という接尾辞の組み合わせで構成されています。
同じ語源を共有する単語
「tresor(宝庫、財宝、宝物)」という語源を共有する単語には、「treasure(財宝)」があります。「treasure」は、「財宝」や「貴重品」を意味します。例えば、「She found a hidden treasure in the old attic.(彼女は古い屋根裏部屋で隠された財宝を見つけた)」や「He treasures his family more than anything else.(彼は何よりも家族を大切にしている)」という文で使われます。
さいごに
みなさんは「treasury」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、「財務省」や「国庫、財宝」を意味し、古フランス語の「tresor」に由来しています。また、「tresor」という語源を共有する単語として、「treasure」があります。
今回のニュース記事では、トランプ大統領が1セント硬貨の生産を停止するよう指示した話が紹介されていました。財政に関するニュースは、国家の経済活動に直接影響を与えるため、注目しておく価値がありますね。
それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜