はじめに
こんにちは。今日は「swear(誓う、宣誓する)」という英単語についてご紹介します。この単語は、政治や法律の場面でしばしば使用されます。そして、実際にこの単語が使われた今月27日に行われた衆議院総選挙で、自民党が過半数割れする結果となりましたが、石破首相は引き続き首相を務めると誓ったというニュースを紹介します。
swearの意味
「swear」は「正式に約束する、宣誓する」という意味を持つ重要な動詞です。政治家が就任時に宣誓を行う場面や、法廷で真実を語ることを誓う際によく使用されます。例えば「彼は大統領として宣誓した(He was sworn in as president)」や「彼女は真実を語ることを誓った(She swore to tell the truth)」のように使います。
実際に使用されている場面
では実際に「swear」が使われたニュースを紹介します。BBCが2024年10月25日に報じたニュース「Japan PM vows to continue ruling despite bruising loss」の記事の中に出てきた
Ishiba was sworn in as prime minister just this month after winning the leadership of his party.
日本語訳: 石破氏は党のリーダーシップを勝ち取り、今月首相に就任した
この記事では下記のことが書かれています。石破茂首相は、今月27日に行われた衆議院総選挙で、自身が率いる自民党が過半数を割る結果となったものの、引き続き首相の座に留まる意向を示しました。自民党と連立を組む公明党も合わせて、過半数に必要な233議席を確保できず、2009年以来の過半数割れとなりました。これは長年続く自民党の政権に大きな影響を与える結果です。
石破首相は今回の総選挙を、自身の信任を確認するための機会と考えていましたが、国民から厳しい判断を下されたことを認め、「国民の意思を謙虚に受け止めるべきだ」と述べました。また、NHKのインタビューでは「国民は自民党に反省を求め、国民の期待に応える政党であることを望んでいます」と語りました。
この選挙での敗北は、ここ数年で自民党に対する信頼が低下している結果とも言えます。汚職事件や政治資金をめぐる疑惑、さらに宗教団体との関係に関するスキャンダルが相次ぎ、世論の不信感が高まりました。自民党の支持率も20%を下回り、政治資金に関する問題が影響を及ぼしています。
石破首相はこうした問題に対応するため、政治資金と政治の関係に関する抜本的な改革を進める考えを示しました。また、地方経済の活性化やインフレ対策にも力を入れていく方針です。
この記事では「swear」は受け身形「was sworn in」として使われています。この表現「be sworn in」は「(人が)誓約して就任する」という意味を持ち、特に公的な役職に就く際に、正式な宣誓を行ってその地位に就任することを指します。
swearの語源
「swear」の語源は、インド・ヨーロッパ語族の *swer-「話す、しゃべる、言う」に由来します。
同じ語源を共有する単語
「swear」と同じ語源「*swer-」を持つ代表的な単語に「answer(答える)」があります。「answer」は「ant-(前面、額)」と「swer-(話す、しゃべる、言う)」の組み合わせから生まれました。「He answered all the questions truthfully(彼は全ての質問に正直に答えました)」のように、応答や返答を表現する際に使用されます。
さいごに
今回は「swear」の意味と語源について解説しました。政治や法律の分野でよく登場する「誓い」「宣誓」の表現ですが、語源をたどると「話す、言葉にする」という原初的な意味が見えてきます。また「answer」といった、意外なところでつながる単語があるのも興味深いですね。日常の中で耳にする機会があるかもしれませんので、ぜひ覚えておいてください。
「swear」という単語は、日常でも意外と使われることが多く、覚えておいて損はないでしょう。厳かな場面での「誓う」や「宣誓する」意味から、約束や断言といった日常的なニュアンスでもよく使われます。
それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜