はじめに
こんにちは。今日は、「実質的な、相当な」を意味する英単語「substantial(相当な)」について見ていきましょう。この単語は、法律や報道の文脈でよく使われます。そしてこの単語が実際に使われた、ICC(国際刑事裁判所)がフィリピンのドゥテルテ前大統領を人道に対する罪で正式に起訴したというニュースも紹介します。
substantialの意味
「substantial(相当な)」とは、「実質的な、相当な、かなりの」を意味します。この言葉は法律、ビジネス、ニュース報道など幅広い場面で登場します。例えば、「裁判官は相当な根拠があると判断した(The judges found substantial grounds for the charges.)」や、「その計画は相当な投資を必要とする(The plan requires a substantial investment.)」などの文脈で使用されます。
実際に使用されている場面
さて、英単語「substantial(相当な)」が使われているニュース記事を紹介しましょう。BBCが2026年4月23日に報じた「Philippine ex-president Duterte to stand trial as ICC confirms crimes against humanity charges」という記事の中に出てきました。
Those charges that were “unanimously confirmed” by pre-trial judges, who had “substantial grounds to believe” that Duterte had committed the alleged crimes, the ICC said in a statement on Thursday.
日本語訳: ICCが木曜日に発表した声明によると、予審裁判官たちはドゥテルテが当該犯罪を行ったと「信じるに足る相当な根拠」があるとして、それらの容疑を「全会一致で確認」した。
この記事では下記のことが書かれています。フィリピンの元大統領ロドリゴ・ドゥテルテは、国際刑事裁判所(ICC)において人道に対する罪で正式に裁判にかけられることになりました。81歳のドゥテルテは、2011年から2019年にかけての「麻薬戦争」と称した取り組みの中で、数千人が法的手続きを経ずに殺害された事件への関与を問われています。
予審裁判官は、ドゥテルテが訴追された犯罪を行ったと「信じるに足る相当な根拠(substantial grounds to believe)」があるとして、全会一致でこれらの容疑を確認しました。ドゥテルテ側はこれまでに釈放を求める申し立てを複数回行っており、1年以上にわたる拘留が続いています。
ドゥテルテはICCの手続きを認めない立場を取り続け、2019年にフィリピンがICCの設立根拠であるローマ規程から脱退したことを根拠としています。しかし、ICC予審裁判部の裁判官たちは、問題となっている犯罪がフィリピンのICC加盟期間中である2011年から2019年の間に起きたものであるとして、管轄権を認める判断を下しました。
この記事では、「substantial(相当な)」は、裁判官が被告の犯罪行為を信じるに足る根拠の「重さ」や「確かさ」を表すために使用されており、法律文書において非常に重要な役割を果たす表現です。
substantialの語源
「substantial(相当な)」の語源は、「sub-(〜まで、下に)」と「stare(立つ)」に由来します。この組み合わせは、「下からしっかりと支えて立つ」、つまり「実体がある、しっかりとした基盤を持つ」という意味を表しています。そこから「実質的な」「相当な」という現代の意味へと発展しました。
同じ語源を共有する単語
「substantial(相当な)」と同じ語源を持つ単語を見てみましょう。
「sub-(〜まで、下に)」という部分を共有する単語には、「submit(提出する、服従する)」や「submarine(潜水艦)」があります。「submit(提出する)」は「sub-(下に)」と「mittere(送る)」から成り立ち、「下へ送り出す」、つまり「提出する」や「服従する」という意味が生まれます。例文としては、「彼はレポートを期限までに提出した(He submitted the report before the deadline.)」があります。「submarine(潜水艦)」は「sub-(下に)」と「mare(海)」から成り立ち、「海の下を行くもの」を意味します。例文としては、「潜水艦は海の底を航行した(The submarine navigated along the ocean floor.)」があります。このように「sub-」は「下に」という方向性をもたらし、後に続く語と結びついて多様な概念を形作っています。
「stare(立つ)」という部分を共有する単語には、「circumstance(状況)」や「obstacle(障害)」、そして「understand(理解する)」があります。「circumstance(状況)」は「circum-(周りに)」と「stare(立つ)」の組み合わせで、「周りに立っているもの」、つまり「取り巻く状況」を意味します。例文としては、「状況によっては計画を変更する必要がある(We may need to change the plan depending on the circumstances.)」があります。「obstacle(障害)」は「ob-(前に)」と「stare(立つ)」の組み合わせで、「前に立ちはだかるもの」、つまり「障害」を意味します。例文としては、「彼は目標に向かう途中でいくつかの障害に直面した(He faced several obstacles on his way to the goal.)」があります。「understand(理解する)」は「under-(下に)」と「stare(立つ)」の組み合わせで、「下に立つ」、つまり「物事の根底に立って把握する」という意味から「理解する」へと発展しました。例文としては、「私はその問題の本質をよく理解している(I fully understand the nature of the issue.)」があります。
さいごに
みなさんは「substantial(相当な)」の意味や語源について理解できましたか?この単語は「実質的な、相当な」という意味を持ち、特に法律や報道の場面で重要な役割を果たします。また、「sub-(下に)」と「stare(立つ)」という語源を共有する単語もたくさんあります。
それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜