はじめに

こんにちは。今日は、「報復的な」行動を意味する英単語「retaliatory」について見ていきましょう。この単語は、政治や国際関係のニュースでよく使われます。そしてこの単語が実際に使われた、G7がロシアの資産からウクライナへの50億ドルの融資を合意したというニュースも紹介します。

retaliatoryの意味

retaliatory」とは、「報復的な」行動を意味します。これは、ある行動に対する反応として行われる行動を指します。例えば、「彼は報復的な行動をとった(He took a retaliatory action.)」などのように、「retaliatory」を使って報復的な行動を表現することができます。

実際に使用されている場面

さて、英単語「retaliatory」が使われているニュース記事を紹介しましょう。BBCが2024年6月14日に報じたニュース「G7 agrees $50bn loan for Ukraine from Russian assets」の記事の中に出てきました。

 

US President Joe Biden said it was another reminder to Russia “that we’re not backing down”, but Moscow has threatened “extremely painful” retaliatory measures.

日本語訳: ジョー・バイデン米大統領は、これはロシアに対し「我々は後退していない」ことを改めて思い出させるものだと述べたが、ロシアは「非常に痛みを伴う」報復措置をと脅している。

です。この記事によると、G7はロシアの凍結資産を使ってウクライナに50億ドルの融資を提供することを合意しました。これはウクライナの戦争努力と経済を支援する長期的な解決策と見られています。しかし、この資金は年末までには到着しないと予想されています。また、イタリアでのG7サミットでは、ウクライナの大統領ヴォロディミール・ゼレンスキーとアメリカのジョー・バイデン大統領がウクライナとアメリカ間の10年間の二国間安全保障協定に署名しました。この協定は、ウクライナへのアメリカの軍事援助と訓練援助を想定していますが、アメリカがその同盟国のために戦うために兵士を送ることを約束するものではありません。

さらに、ロシアがウクライナを全面的に侵略した2022年以降、G7とEUは3250億ドル相当の資産を凍結しました。これに対して、ロシアは「極めて痛烈な」報復措置を脅しました。バイデン大統領はこれをロシアへの「我々は後退しない」という再度の警告と述べました。

この記事では、「retaliatory」はロシアの報復措置を指す文脈で使われています。

retaliatoryの語源

retaliatory」の語源は、「re-(戻る)」+「talio(同じ種類の支払いを要求する)」+「-ory(形容詞や名詞の接尾辞)」に由来しています。

同じ語源を共有する単語

retaliatory」の語源である「re-(戻る)」、「talio(同じ種類の支払いを要求する)」、「-ory(形容詞や名詞の接尾辞)」は、他の単語でも使用されています。

re-」という語源を共有する単語には、「return(戻る)」、「recall(思い出す)」、「reform(改革する)」などがあります。これらの単語は、すべて「戻る」という意味を持つ「re-」という語源を共有しています。「return」は、「re-(戻る)」と「turn(向く)」の組み合わせで、「戻って向く」という意味を持ちます。例文としては、「彼は家に戻った(He returned home.)」などがあります。「recall」は、「re-(戻る)」と「call(呼ぶ)」の組み合わせで、「思い出して呼び出す」という意味を持ちます。例文としては、「彼はその日を思い出した(He recalled that day.)」などがあります。「reform」は、「re-(戻る)」と「form(形)」の組み合わせで、「形を戻す、改善する」という意味を持ちます。例文としては、「彼は教育制度を改革した(He reformed the education system.)」などがあります。

一方、「talio(同じ種類の支払いを要求する)」という語源を共有する単語には、「retaliate(報復する)」があります。「retaliate」は、「re-(戻る)」と「talio(同じ種類の支払いを要求する)」の組み合わせで、「同じ種類の行動で報復する」という意味を持ちます。例文としては、「彼は報復措置をとった(He retaliated.)」などが考えられます。

また、「-ory」は形容詞や名詞の接尾辞で、多くの英単語に見られます。例えば、「mandatory(必須の)」、「territory(領土)」などがあります。例文としては、「mandatory」は「Wearing a helmet is mandatory when riding a motorcycle.(オートバイに乗るときはヘルメットの着用が必須です。」などが考えられます。「territory」は、例文としては「The wolf marked its territory by leaving scent marks.”(オオカミは香りのマークを残すことで自分の領土を示しました。)」などが考えられます。

さいごに

みなさんは「retaliatory」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、「報復的な」という意味を持ちます。また、「re-(戻る)」+「talio(同じ種類の支払いを要求する)」+「-ory(形容詞や名詞の接尾辞)」という語源を共有する単語もたくさんあります。

私自身はG7がロシアの資産からウクライナへの50億ドルの融資を合意し、それに対してロシアが報復措置を脅ししたというニュースに興味深く読みました。このニュースは、国際関係や政治の観点から見ても非常に重要な出来事です。これからの動向に注目していきましょう。

それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜

参考文献

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