はじめに
こんにちは。今日は、穀物や種子という意味の「grain(穀物)」の意味と語源について見ていきましょう。この単語は、食べ物や農業などでよく聞く単語ですが、そしてこの単語が実際に使われたウクライナが新しいルートで穀物を輸出したニュースも紹介します。
grainの意味
「grain」とは、穀物や種子という意味です。小麦や米などの植物の実や種子を指します。例えば、「彼は毎朝グレープフルーツと穀物を食べる(He eats grapefruit and grain every morning.)」などのように、「grain」を使って食べ物としての穀物を表現することができます。また、「grain」は、木材や皮革などの素材の細かい模様や質感も表します。例えば、「このテーブルは木目が美しい(This table has a beautiful grain.)」などのように、「grain」を使って素材の特徴を表現することができます。
実際に使用されている場面
さて、英単語「grain」が使われているニュース記事を紹介しましょう。BBCが2023年9月17日に報じたニュース「First grain ships arrive in Ukraine using new route」の記事の中に出てきました。
Two cargo ships have arrived at a Ukrainian port after travelling through the Black Sea using a new route, Ukrainian port authorities said.
日本語訳: ウクライナの港湾当局によると、2隻の貨物船が新ルートで黒海を航行し、ウクライナの港に到着したと発表しました。
です。
この記事は、ウクライナが新しいルートを使って黒海を通って穀物を輸出する予定だという話を伝えています。「grain」は、ウクライナが世界市場に向けて出荷する予定の穀物を指しています。ウクライナは、2022年ロシアのウクライナ侵攻の影響でロシアとの間で船舶の安全を保証する合意が崩壊した後、初めて民間船がウクライナの港に到着したと発表しました。
実はウクライナは、世界有数の穀物生産国であり、2021年には世界では7位の約8,500万トンの穀物を収穫しました。この国は別名 「ヨーロッパの穀倉」といわれ、国土の約7割を農用地が占めています。
grainの語源
「grain」の語源を辿ると、「*gre-no-(穀物)」に由来しています。
同じ語源を共有する単語
「grain」の語源である「*gre-no-(穀物)」は、他の単語でも使用されています。
「*gre-no-(穀物)」の語源を共有する単語には、「corn(トウモロコシ)」とと「grenadine(グレナディンシロップ)」があります。
「corn」とは、トウモロコシという意味です。現代では、「corn」という言葉は、主にアメリカでトウモロコシを指しますが、イギリスでは小麦や大麦などの穀物を指します。
「grenadine」とは、グレナディンシロップという意味です。この言葉は、もともとザクロの果汁から作られた赤い甘いシロップを指していました。
さいごに
みなさんは「grain」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、穀物や種子という意味もあります。また、「*gre-no-(穀物)」という語源を共有する単語もたくさんあります。
私自身はウクライナが新しいルートで穀物を輸出したというニュースに興味を持ちました。ウクライナは、世界有数の穀物生産国であり、ロシアとの関係にダイレクトに影響されるんですね。
それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜
参考文献
- Etymonline – Online Etymology Dictionary
- Weblio英和和英辞典
- 世界の穀物生産量 国別ランキング・推移 – GLOBAL NOTE
- ウクライナの農林水産業概況 -農林水産省