はじめに
こんにちは。今日は、「分数」を意味する英単語「fraction(分数)」について見ていきましょう。この単語は、数学や科学の分野で頻繁に使用されます。また、CNNが報じた中国のスタートアップ企業のDeepSeekが発表した低コストで高性能なAIが、米国のIT業界に衝撃を与え、米国株式市場は大きく動揺したニュースを紹介します。
fractionの意味
「fraction」とは、「全体の一部」を意味します。数学においては、「分数」として用いられることが一般的です。例えば、「3/4」は「three-fourths」と読みます。実際の使用例としては、「チームは全体のほんの一部にすぎません(The team is just a fraction of the whole)」や、「彼の成功は彼の努力のほんの一部によるものです(His success is due to a fraction of his effort)」などが考えられます。
実際に使用されている場面
さて、英単語「fraction」が使われているニュース記事を紹介しましょう。CNNが2025年1月27日に報じたニュース「A shocking Chinese AI advancement called DeepSeek is sending US stocks plunging」の記事の中に出てきました。
DeepSeek, a one-year-old startup, revealed a stunning capability last week: It presented a ChatGPT-like AI model called R1, which has all the familiar abilities, operating at a fraction of the cost of OpenAI’s, Google’s or Meta’s popular AI models. The company said it had spent just $5.6 million on computing power for its base model, compared with the hundreds of millions or billions of dollars US companies spend on their AI technologies.
日本語訳: 設立 1 年のスタートアップである DeepSeek は、先週、驚くべき機能を明らかにしました。同社は、R1 と呼ばれる ChatGPT のような AI モデルを発表しました。これは、おなじみの機能をすべて備え、OpenAI、Google、または Meta の人気の AI の数分の 1 のコストで動作します。モデル。同社は、米国企業がAI技術に数億ドルまたは数十億ドルを費やしているのに比べ、基本モデルのコンピューティング能力に費やしたのはわずか560万ドルだった、と述べた。
この記事では下記のことが書かれています。中国のスタートアップ企業のDeepSeekが、わずか1年で驚異的な成果を上げたAIモデル「R1」を発表しました。このモデルはChatGPTのような機能を持ちながら、米国企業のモデルと比較して圧倒的に低コストで開発されています。DeepSeekは、約560万ドルの計算資源のみで基盤モデルを構築したと発表しており、これにより、OpenAIやGoogle、Metaなどが数十億ドルを投入している現状に一石を投じました。このニュースは、アメリカの技術的優位性への信頼を揺るがし、特にテクノロジー関連株に大きな影響を与えました。
市場では、Nvidiaの株価が急落し、同社は5888億ドルもの時価総額を失い、単日の損失としては過去最大を記録しました。その他の主要テック企業であるMetaやGoogleの親会社Alphabetも株価が大幅に下落。特に、AIデータセンターへの膨大なエネルギー需要を見込んでいたエネルギー関連企業も軒並み下落しました。この動きは、アメリカのAI業界全体の持続可能性に疑問を投げかける形となっています。
また、この技術的ブレイクスルーは、米国が中国への高性能AIチップ供給を制限している中で実現されたものです。これにより、中国が制約の中でも技術革新を進められることを示唆しています。一方で、今回の発表がどこまで実用化や商業的成功に結びつくのかは未知数であり、投資家や専門家の間で疑念も残されています。
この記事では、「fraction」は「非常に低いコスト」という文脈で使われています。具体的には、DeepSeekのAIモデル「R1」が他の主要なAIモデルよりも圧倒的に安価であることを強調しています。
fractionの語源
「fraction」の語源は、ラテン語の「frangere(破壊する、粉々にする)」に由来しています。この単語は、「何かを破片にする」という意味を持ち、それが「全体の一部」を示す「分数」や「小部分」という現在の意味に繋がっています。
同じ語源を共有する単語
「fraction」の語源である「frangere(破壊する、粉々にする)」は、他の単語でも使用されています。
「frangere」という語源を共有する単語には、「fragile(壊れやすい)」、「fragment(破片)」、「refrain(控える)」などがあります。「fragile」は、「壊れやすい」という意味で、例文としては「ガラスはとても壊れやすいものです(Glass is very fragile)」が考えられます。「fragment」は「破片」を意味し、例文としては「彼はガラスの破片を拾った(He picked up the glass fragment)」が使えます。「refrain」は「控える」という意味で、例文としては「彼はコメントを控えた(He refrained from commenting)」などが考えられます。
さいごに
みなさんは「fraction」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、「全体の一部」や「分数」を意味します。また、ラテン語の「frangere(破壊する、粉々にする)」が語源であり、他の単語とも関連しています。
私もこのニュースには本当に驚きました。正直なところ、AI技術はアメリカが他国を大きくリードしていると思っていたからです。世界の主要IT企業の多くがアメリカに集中している中で、中国の企業がこれほど革新的なAI技術を生み出したのは、驚きを超えて感心してしまいます。限られたリソースでここまでの成果を出したのは確かに素晴らしいことですが、問題はこのAIが今後どれだけ影響力を持つかです。覇権を握るほどの力を発揮するのか、それとも一時的な話題に終わるのか、まだ分かりません。このニュースを受けて、これからの展開を慎重に見守る必要があると感じています。
それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜