はじめに

こんにちは。今日は「法廷で訴えられた人」を意味する英単語「defendant(被告)」について見ていきましょう。この単語は、法廷や法律の文脈でよく使われます。そしてこの単語が実際に使われた、韓国の裁判所は、兵役義務を逃れるために意図的に体重を増やした26歳の男性に有罪判決を下したというニュースも紹介します。

defendantの意味

defendant」とは、「法廷で訴えられた人」を意味します。これは、刑事事件や民事訴訟で被告として裁判にかけられる人を指します。例えば、「彼は詐欺の罪で被告となった(He became the defendant in a fraud case.)」や、「被告は無罪を主張している(The defendant is pleading not guilty.)」などのように、「defendant」を使って法的な立場を表現することができます。

実際に使用されている場面

さて、英単語「defendant」が使われているニュース記事を紹介しましょう。BBCが2024年11月24日に報じたニュース「South Korean man dodged draft by binge eating」の記事の中に出てきました。

 

The defendant received a one-year suspended sentence. A friend who devised a special regimen that doubled his daily food intake got a six-month suspended sentence, the Korea Herald newspaper reports.

日本語訳: 被告は執行猶予1年の判決を受けた。 1日の食事摂取量を2倍にする特別な療法を考案した友人に、執行猶予6か月の判決が下されたと韓国ヘラルド紙が報じた。

この記事では下記のことが書かれています。韓国で、兵役義務を逃れるためにわざと体重を増やした26歳の男性が、裁判で有罪となりました。この行動の詳細が明らかになり、多くの関心を集めています。この男性は、兵役に必要な身体検査の前に、食事量を通常の2倍に増やす特別な方法を取り入れて体重を増やしました。最初の身体検査では、戦闘任務に適した健康状態だと判断されましたが、最終検査時には体重が102kg(225ポンド)以上に増え、重度の肥満と判定されました。その結果、戦闘任務を免除され、非戦闘職の政府機関に配属されることになったのです。

ソウルの裁判所は、この行為が兵役を逃れるための計画的なものだったと判断し、男性に1年の執行猶予付き有罪判決を言い渡しました。また、この計画を提案した友人にも、6カ月の執行猶予付き有罪判決が下されました。友人は「まさか本当に実行するとは思わなかった」と主張していましたが、裁判所はこれを認めませんでした。韓国では、18歳以上の健康な男性には最低18カ月の兵役義務が法律で課されています。この義務は国防の重要な柱とされており、不当に回避しようとする行為には厳しい罰則が科されます。

この記事では「defendant」は、兵役を避けるために法廷で訴えられた人を指しています。

defendantの語源

defendant」の語源は、「de-(から、離れて)」+「fendere(打つ、当てる)」に由来しています。これは「防御する」や「守る」という意味から派生し、訴えに対して防御する立場であることを表しています。

同じ語源を共有する単語

defendant」の語源である「de-(から、離れて)」と「fendere(打つ、当てる)」は、他の単語でも使用されています。

de-」という語源を共有する単語には、「detach(切り離す)」、「derive(由来する)」、「deduct(差し引く)」などがあります。これらの単語は、すべて「から、離れて」という意味を持つ「de-」という語源を共有しています。「detach」は、「de-(から、離れて)」と「attach(付ける)」の組み合わせで、「取り外す」という意味を持ちます。例文としては、「彼はケーブルをデタッチした(He detached the cable.)」などがあります。「derive」は、「de-(から、離れて)」と「rivus(流れ)」の組み合わせで、「由来する」という意味を持ちます。例文としては、「この単語はラテン語から派生している(This word is derived from Latin.)」などがあります。「deduct」は、「de-(から、離れて)」と「ducere(導く)」の組み合わせで、「差し引く」という意味を持ちます。例文としては、「税金が差し引かれた(Taxes were deducted.)」などがあります。

一方、「fendere(打つ、当てる)」という語源を共有する単語には、「defend(守る)」、「offend(傷つける)」、「offense(攻撃)」があります。「defend」は、「de-(から、離れて)」と「fendere(打つ、当てる)」の組み合わせで、「守る」という意味を持ちます。例文としては、「彼は自分の意見を守った(He defended his opinion.)」などがあります。「offend」は、「ob-(対抗して)」と「fendere(打つ、当てる)」の組み合わせで、「傷つける」という意味を持ちます。例文としては、「彼の発言は多くの人を傷つけた(His comment offended many people.)」などがあります。「offense」は、「ob-(対抗して)」と「fendere(打つ、当てる)」の組み合わせで、「攻撃」という意味を持ちます。例文としては、「彼はその犯罪で攻撃的になった(He became offensive in that crime.)」などがあります。

さいごに

みなさんは「defendant」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、「法廷で訴えられた人」という意味を持つと同時に、「de-(から、離れて)」と「fendere(打つ、当てる)」という語源を共有する単語にも関連しています。

それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜

参考文献

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