はじめに
こんにちは。今日は、「親しみのある」「心からの」という意味を持つ英単語「 cordial 」について見ていきましょう。この単語は、外交や社交の場面でよく使われます。そして、この単語が実際に使われた、アメリカ出身で初のローマ教皇となったレオ14世が、米国のバンス副大統領とバチカンで会談に関するニュースも紹介します。
cordialの意味
「 cordial 」とは、「親しみのある」「心からの」という意味を持つ形容詞です。例えば、「彼らは親しみのある関係を築いている(They have a cordial relationship.)」や、「彼の歓迎の言葉は心からのものだった(His words of welcome were cordial.)」などの文脈で使用されます。
実際に使用されている場面
さて、英単語「 cordial 」が使われているニュース記事を紹介しましょう。BBCが2025年5月19日に報じた「Pope Leo XIV holds Vatican talks with JD Vance」の記事の中に出てきました。
Pope Leo XIV has held “cordial” talks with US Vice-President JD Vance, according to the Vatican.
日本語訳: バチカンによると、ローマ教皇レオ14世は米副大統領JD・ヴァンスと「親しみのある」会談を行った。
この記事では下記のことが書かれています。アメリカ出身で今月ローマ教皇に就任したレオ14世が、米国のバンス副大統領とバチカンで会談しました。バンス氏はカトリック信者であり、前日に行われた教皇の就任ミサにも出席していました。会談は「友好的」に行われたとされ、両者はアメリカとバチカンの良好な関係に満足の意を示したということです。
会談では、宗教の自由や教会と国家の協力体制についても話し合われました。また、アメリカの国務長官であるマルコ・ルビオ氏も同席し、国際的な紛争地における人道的および国際法の尊重、対話による解決の重要性についても意見交換が行われました。会談は報道陣を入れず、約45分間にわたって非公開で実施されました。
さらに、バンス氏は教皇庁の外交を担当するギャラガー大司教との会談も行い、こちらも前向きな内容だったと報じられています。なお、教皇レオ14世は就任前にSNS上でバンス氏やトランプ政権の移民政策に対して暗に批判するような投稿をしていたとされており、バチカンはそのアカウントの真偽についてはコメントを控えています。
会談後、バンス氏は「アメリカはシカゴ出身の新教皇を非常に誇りに思っている」と述べ、教皇の新たな歩みに祈りを捧げると語りました。
cordialの語源
「 cordial 」の語源は、ラテン語の「 cor(心臓) 」に由来します。この単語は、もともと「心からの」「心臓に関する」という意味を持っていました。中世ラテン語「 cordialis 」から派生し、英語では「親しみのある」「心からの」という意味で使われるようになりました。
同じ語源を共有する単語
「 cordial 」と同じ語源を持つ単語を見てみましょう。
「 cor(心臓) 」という部分を共有する単語には、「 core(核心) 」や「 hardcore(熱狂的な) 」、「 courage(勇気) 」があります。「 core(核心) 」は、「中心部分」「最も重要な部分」を意味します。例文としては、「この問題の核心は何か(What is the core of this issue?)」があります。「 hardcore(熱狂的な) 」は、「強く信念を持つ」「徹底的な」という意味を持ちます。例文としては、「彼は熱狂的なファンだ(He is a hardcore fan.)」があります。「 courage(勇気) 」は、「恐れずに行動する力」を意味します。例文としては、「彼は勇気を持って挑戦した(He faced the challenge with courage.)」があります。
さいごに
みなさんは「 cordial 」の意味や語源について理解できましたか?この単語は、「親しみのある」「心からの」という意味を持ち、外交や社交の場面でよく使われます。また、「 cor(心臓) 」という語源を共有する単語もたくさんあります。
それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜