はじめに
こんにちは。今日は、英単語「conjunction(結合)」について見ていきましょう。この単語は、様々な場面で使われます。今回は、インド人留学生が、中国を初めて上回り米国で最大の留学生グループになったニュースも紹介します。
conjunctionの意味
「conjunction」とは、「結合」や「連結」を意味します。これは、二つ以上のものが一緒になることを示します。例えば、「The conjunction of the two companies resulted in a more competitive market.(二社の結合により、より競争力のある市場が生まれた。)」という文で使われます。
実際に使用されている場面
さて、英単語「conjunction」が使われているニュース記事を紹介しましょう。NBCが2024年11月20日に報じたニュース「Indians become biggest international student group in U.S., surpassing Chinese for first time since 2009」の記事の中に出てきました。
New data released by the State Department in conjunction with the Institute of International Education shows that there are now 331,602 Indian international students in the U.S.(a 23% growth from last academic year), compared with 277,398 Chinese international students(a 4.2% decline).
日本語訳: 米国国務省が国際教育研究所と共同で発表した新しいデータによると、現在米国には331,602人のインド人留学生がおり、これは前年と比べて23%の増加である。一方、中国人留学生は277,398人で、4.2%減少している。
この記事では下記のことが書かれています。米国の留学生に関する最新データによると、インド人留学生が初めて中国人を上回り、最大のグループになりました。今年度のインド人留学生は33万1,602人で、昨年度から23%増加。一方、中国人留学生は27万7,398人と4.2%減少しています。これはコロナ禍の際の渡航制限や米国政府の対中政策の影響とされ、インド人留学生の急増が際立っています。特に、エンジニアリングやコンピューターサイエンスといった分野がインド人学生にとって魅力的で、彼らの多くが卒業後も米国で働くことを希望している点も特徴です。
インドの大学生人口が増加していることも、このトレンドを支える重要な要因です。インドの人口の40%以上が25歳以下であり、高等教育への需要が高まる中、米国の大学は質の高い留学生を引き寄せる主要な選択肢となっています。一方、中国人留学生の減少は、新型コロナ以前の2016年ごろから始まっていました。その背景には、米中関係の悪化や、米国での反中感情の高まりがあり、さらに米国政府が中国の軍事機関と関連のある大学出身者を厳しく審査したことが影響しています。
インド人留学生が中国人を上回るのは2009年以来初めてのことであり、国際留学の流れが大きく変化していることを示しています。
この記事では、「conjunction」は国務省と国際教育研究所の共同発表という文脈で使われています。
conjunctionの語源
「conjunction」の語源は、com(共に)とインドヨーロッパ祖語の*yeug-(結合する)から来ています。これらの語根が組み合わさって「結合」を意味する単語ができました。
同じ語源を共有する単語
「com(共に)」という語源を共有する単語には、「company(会社)」や「community(コミュニティ)」があります。例えば、「She works for a large company.(彼女は大企業で働いている。)」や「We live in a diverse community.(私たちは多様なコミュニティに住んでいる。)」という文で使われます。
「*yeug-(結合する)」という語源を共有する単語には、「adjust(調整する)」や「joint(関節)」があります。例えば、「He adjusted the settings on his computer.(彼はコンピュータの設定を調整した。)」や「She has a joint pain.(彼女は関節痛を抱えている。)」という文で使われます。
さいごに
みなさんは「conjunction」の意味や語源について理解できましたか?この単語は「結合」という意味を持ち、「com」と「*yeug-」という語根から成り立っています。
インド人留学生が初めて米国で最大の留学生グループになったというニュースには驚きました。英語が話せる人が多い背景には、かつてイギリスの植民地だった歴史も関係しているのかもしれませんが、近年インドという国自体の成長ぶりも目覚ましいですね。私の個人的な経験では、これまで様々な国を旅行してきましたが、どの国でもインド人をよく見かけました。その行動力やエネルギーには本当に感心します。特にIT分野でのインドの成長は目を見張るものがあります。アメリカの企業でもインド系の方々が多く活躍しているのを見ても、その影響力の大きさがわかります。もちろん、インド国内にはまだ多くの課題がありますが、それらを克服できれば、今後さらにインドの国力は大きく飛躍するのではないかと期待しています。
今回はこの辺で失礼します。ではでは〜