はじめに

こんにちは。今日は、「かろうじて、やっと」を意味する英単語「barely」について見ていきましょう。この単語は、困難な状況や限界を表現する際によく使われます。そして、この単語が実際に使用された、テニスのラファエル・ナダルが2024年シーズン終了後に引退することを発表したBBCのニュースも紹介します。

barelyの意味

barely」は、「かろうじて、やっと、ほとんど〜ない」という意味を持つ副詞です。何かが最小限の程度で達成されたり、ある状態にほとんど至っていないことを表現する際に使用されます。例えば、「I barely passed the exam.(私はかろうじて試験に合格した)」や「She barely touched her food.(彼女はほとんど食事に手をつけなかった)」のように使われます。

実際に使用されている場面

さて「barely」が実際に使われたニュースも紹介します。BBCが2024年10月10日に報じたニュース「Tennis legend Nadal to retire in November」の記事で出てきた

 

Rafael Nadal, the 22-time Grand Slam champion, will retire from tennis at the end of this season. The 38-year-old will represent Spain in his final appearance at next month’s Davis Cup Finals in Malaga. Nadal has barely played over the past two seasons because of injuries and suggested last year he could retire at the end of 2024.

日本語訳: 22回のグランドスラム優勝を誇るラファエル・ナダルが、今シーズン終了時にテニスから引退する。38歳のナダルは、来月マラガで開催されるデビスカップ決勝で最後のスペイン代表として出場する。ナダルは過去2シーズン、怪我のためにほとんどプレーしておらず、昨年には2024年末に引退する可能性を示唆していた。

この記事では下記のことが書かれています。テニスのラファエル・ナダルが今シーズンの終了をもって引退することを発表しました。ナダルは来月のデビスカップ決勝でスペイン代表として最後の試合を行う予定です。ナダルは過去2年間、怪我に悩まされ、昨年には2024年に引退する可能性を示唆していました。

ナダルは、「私はプロテニスから引退します」と動画メッセージで語りました。「特にここ2年は難しい時期でした。制限なしでプレーできなかったのが現実です」と話しています。彼は男子シングルス選手として史上2番目に成功した選手であり、長年のライバルであるノバク・ジョコビッチに次いでいます。通称「クレーキング」として知られるナダルは、全仏オープンで14回のシングルスタイトルを獲得し、同大会では116試合中112試合で勝利を収めています。この記録は、同大会でのでの優勝回数では最多です。

ナダルはまた、全米オープンで4回、全豪オープンとウィンブルドンでそれぞれ2回優勝しました。オリンピックではシングルスとダブルスで金メダルを獲得し、スペインを4回のデビスカップ優勝に導きました。彼は、ノバク・ジョコビッチやロジャー・フェデラーと共に「ビッグスリー」として知られ、2000年代初頭から男子テニスを支配し、多くのファンを魅了しました。引退を発表したナダルに対して、フェデラーは「彼のキャリアは素晴らしいもので、こんな日が来るとは思いたくなかった。忘れられない思い出とすばらしい業績に感謝します」とコメントしました。

この記事では、「barely」はラファエル・ナダルの最近の試合にほとんど出ていないという文脈で使われています。

語源の紹介

barely」の語源は、*bhoso-「裸の」と、-ly「副詞を形成する接尾辞」の組み合わせです。

同じ語源を共有する単語

*bhoso-「裸の」と同じ語源を持つ単語には、「bare(裸の)」と「barefoot(裸足の)」があります。「bare」は「覆われていない、むき出しの」という意味を持ち、例えば「The trees stood bare in winter.」(木々は冬に葉を落として裸になっていた。)のように使用されます。この「bare」から派生した「barefoot」は、足が覆われていない状態を表します。例えば、「The children were running barefoot on the beach.」(子供たちは浜辺を裸足で走っていた。)という文では、「bare」(裸の)と「foot」(足)が組み合わさって「barefoot」(裸足の)という単語を形成しています。

一方、接尾辞「-ly」は多くの副詞で使用され、形容詞を副詞に変換する役割を果たします。例えば、「quick」(速い)から「quickly」(素早く)、「slow」(遅い)から「slowly」(ゆっくりと)、「happy」(幸せな)から「happily」(幸せに)といった具合です。これらの副詞は、動作や状態の様子を描写するのに役立ちます。具体的な例として、「She quickly realized her mistake.」(彼女は素早く自分の間違いに気づいた。)という文では、形容詞「quick」に「-ly」が付いて副詞「quickly」を形成し、彼女が気づいた速さを表現しています。このように、「-ly」を付けることで、形容詞が動詞を修飾する副詞に変化し、文章により豊かな表現をもたらすのです。

さいごに

barely」という単語は、ニュースだけでなく、ドラマや映画、日常会話でもよく使われるので、覚えておくと損はありませんね。使い方もシンプルなので、身につければ会話が一層豊かになります。

ナダルの引退発表は、やはり寂しいですね。特に思い出深いのは、フェデラーとのウィンブルドン決勝での名勝負の数々です。あの激闘をリアルタイムで見ていた頃が、今でも鮮明に思い出されます。ナダルがもう38歳とは驚きです。ずっとトップの舞台で活躍していたので、想像を絶するほど体を酷使してきたのでしょう。テニスは激しい動きが要求されるスポーツで、怪我との戦いもあったと思います。それでも、第一線で戦い続けたのは本当に素晴らしいと思います。

この年齢までプレーを続け、ファンに感動を与え続けてくれたナダルに、心から「お疲れ様でした」と言いたいです。本当にお疲れ様でした!

それでは、今日はこの辺で失礼します。ではでは〜

参考文献

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